【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第45話 “二組のプリンス”王道の涙 覇道の笑み

2023年12月03日 17:01

芸能

【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第45話 “二組のプリンス”王道の涙 覇道の笑み
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第45話大河絵 “二組のプリンス”王道の涙 覇道の笑み Photo By スポニチ
 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は3日、第46話が放送される。
 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 先週の第45話は「二人のプリンス」。関ヶ原に敗れ、牢人となった武士が豊臣の下に集結。憂慮した徳川家康(松本潤)は若き当主・豊臣秀頼(作間龍斗)を二条城に呼び、自らの権威を誇示しようとしたものの、世間にお披露目された秀頼の麗しさに人々は熱狂。豊臣人気に再び火がつく。脅威を感じた家康は徳川秀忠(森崎ウィン)の世に憂いを残さぬためにも、自らの手で豊臣との問題を解決しようと試みる。そんな中、豊臣が大仏を再建した方広寺の鐘に刻まれた文言が大きな火種に…という展開だった。

 重臣たちに次々と先立たれた家康の苦悩と孤独。“元祖”プリンス・今川氏真(溝端淳平)と再会を果たし弱音を吐き、受け止め、ともに涙した。

 そして秀忠も、自身に自信が持てず、そこに現れた豊臣の麗しきプリンスに苦悩。

 「私と秀頼の戦いになったら、私は負けます。負ける自信がある!」と父に泣きつく秀忠。家康は「そなたはな、わしの才をよく受け継いでおる」「弱いところじゃ。そして、その弱さをそうやって素直に認められるところじゃ」と息子を励ました。

 一方、秀頼は秀吉譲りのカリスマオーラを身にまとい、タヌキ・家康との上座下座バトルに“勝利”。緊迫の主導権争いで笑みを浮かべながら見事な策士ぶりを見せつけた狡猾な秀頼。

 家康「涼やかで様子のいい、秀吉じゃ」。

 残り3回。覇道は王道に及ばぬもの――。偉大なる凡庸と麗しきカリスマ、今川義元に王道を説かれた“兄弟”。乱世の激しい時の流れの中、“二組のプリンス”の思いと生き様を石井さんが描く。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。
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