「どうする家康」大坂の陣　茶々“鼓舞強要”も…天井崩落から千姫かばった！ネット涙も「かつての自分を」

　嵐の松本潤（40）が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」（日曜後8・00）は3日、第46話が放送された。話題のシーンを振り返る。 　＜※以下、ネタバレ有＞

　第46話は「大坂の陣」。豊臣家復活を願う方広寺の鐘に、徳川家康（松本潤）を呪う言葉が刻まれたという。家康は茶々（北川景子）が徳川に従い、人質として江戸に来ることを要求。激怒した大野治長（修理）（玉山鉄二）は両家の仲介役・片桐且元（川島潤哉）の暗殺を計画。家康はついに14年ぶりの大戦に踏み切る。全国大名に呼び掛け、30万の大軍で大坂城を包囲、三浦按針（村雨辰剛）に手配したイギリス製大筒を配備。しかし、徳川の前に出城「真田丸」が立ちはだかる…という展開。

　「方広寺鐘銘事件」（慶長19年、1614年）「大坂冬の陣」（同）が描かれた。

　両家の板挟みとなった且元は「修理！こうなると分かって、あの文字（国家安康　君臣豊楽）を刻んだな！」。茶々は知らぬ存ぜぬの顔。治長は「片桐殿が頼りにならんので」「徳川に尻尾を振って、豊臣を危うくしているのはお手前であろう！」「あれはもう、狸に絡め取られております。害しようとする者も、現れますでしょう」。茶々は「面白うないのう」と不機嫌さをあらわにした。

　決戦は不可避。真田信繁（日向亘）ら知勇の豪将たちを前に、茶々は「世を欺いて、天下を掠め取った賤しき盗人が、言いがかりをつけ、豊臣を潰しにきた。かような非道、許されてよいものか。そなたらは皆、我が息子である。豊臣の子らよ、天下を一統したのは誰ぞ！正しき天下の主は誰ぞ！今この時、徳川家康を討ち滅ぼし、天下を我らの手に取り戻そうぞ！」と鼓舞。「お千よ、そなたも豊臣の家妻として、皆を鼓舞せよ！」と強いた。

　両家の板挟みとなった千姫（原菜乃華）は「豊臣の、ために、励んでおくれ！」と涙を堪えた。

　大坂城の弱点・南側を守るため、信繁が平野口に築いた「真田丸」が徳川を阻んだものの、家康はついにイギリス製大筒（カルバリン砲）による攻撃を決断。難攻不落の大坂城は崩壊した。千姫の上から天井が崩れ落ちてくるのを茶々が身を挺して救った。

　SNS上には「茶々様が千姫をかばったシーンに涙があふれた」「茶々は怯える千姫にかつての少女時代の自分を見たんやろなぁ…切なくなったわ」「千姫をとっさに庇う茶々、秀吉が亡くなった時の表情もだったけど善とも悪とも言い切れない人間の矛盾の塊で大好き」などの声が上がった。

　次回は第47話「乱世の亡霊」（12月10日）が放送される。