藤本四段 今年度勝率1位の藤井王将に迫る 王位戦予選に勝利し・838に 現役高校生の最年少棋士
2023年12月04日 22:49
芸能
藤本が55手目、右桂を進出させて銀桂交換に成功すると75手目、手駒にしたその銀を飛車獲りに敵陣へ打ち込んだ。これに井田が飛車を逃げず、香獲りに歩を打ち返す勝負手を放った。
以降、井田の攻めが通じるか、切れるかの戦いとなり、午後7時38分、井田が投了した。
藤本は第6ブロック決勝へ進出し、次戦で挑戦者決定リーグ入りを懸けて井上慶太九段門下の兄弟子で、1月7日開幕の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者・菅井竜也八段(31)と対戦する。
藤本は11月、第13期加古川青流戦を制して棋戦初優勝。高校生の藤本は18歳3カ月での優勝で、佐々木勇気八段(29)が第3期で達成した19歳2カ月での加古川青流戦の最年少優勝記録を11カ月更新していた。