八代英輝氏 日大アメフト部廃部「やむなし」も「捜査が一段落するまで警察に任せるべき」拙速な判断危惧

2023年12月05日 14:26

芸能

八代英輝氏 日大アメフト部廃部「やむなし」も「捜査が一段落するまで警察に任せるべき」拙速な判断危惧
八代英輝弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士の八代英輝氏(59)が5日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。日大アメフト部を巡る違法薬物事件に言及した。
 
前日4日に林真理子理事長が記者会見を開き、同部の存廃について「理事会で継続審議していくことになる」と結論が出ていないことを明かした。

 同部をめぐっては8月以降、違法薬物事件で3人の部員が逮捕され、さらに別の部員1人が書類送検された。同大学内の競技スポーツ運営委員会は11月28日に廃部の方針を決定。1日の理事会では廃部についての結論は出なかった。

 八代氏は「廃部はやむを得ないと思います」とし「やむを得ない理由は寮の中で集団的に行われていたこと、組織性があること、常習性があることですよね」と指摘した。

 その上で「部として監督者の責任はどうなんだってのはもちろん残りますけど、最終的な結論として廃部はやむを得ないかもしれませんが、まったく関係なかった1年生、知らなかった関わりなかった学生たちのケアを忘れてはいけない」と事件と無関係の部員のケアを訴えた。

 一方で「まだ捜査段階にありまして、全体像が見えてない」とも指摘。「日大でも当初、“(違法薬物に関わった部員を)実名で12人把握している”って話でしたから、立件がこれで終わりなのか見えてきてない。警察の捜査が一段落するまで警察に任せるべき」と依然として捜査段階にあるとした。

 だからこそ「活動を停止するあるいは、対外試合は停止にする措置はわかりますけど、拙速に廃部にして全員を放り出す対応はどうなんだろうなって思います。プロセスをもう少し学生に見せるべき」とした。

 また、日大が出した改善計画を文科省が点検するという異例の事態には「私立大学じゃないですか。ですから文科省がそこまでやるのはやり過ぎ」と批判。「自浄作用をもっと期すべきだし、それが私学の良さ、大学の自治もある」とした。

 そして「そもそも文科省にそれだけの検査能力があるのか疑問です」と語った。
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