宝塚、宙組東京公演を全日程中止へ　組替えも中止に　ファン「初めて聞いた」「退団予定者はどうなる？」

　宝塚歌劇団（兵庫県宝塚市）は5日、女性劇団員（25）が急死した問題で14日まで公演を中止するとしていた宙組の東京宝塚劇場での公演「PAGAD（パガド）」「Sky　Fantasy!」について、24日千秋楽までの全日程を中止すると発表した。 　また、これに伴い、2024年2月1日付で宙組へ組替えとなる予定だった月組のきよら羽龍と、今年12月25日付で月組へ組替え予定だった天彩峰里の組替えが中止となった。

　歌劇団では「東京宝塚劇場公演の全日程が中止となり、お客様には大変ご迷惑をおかけすることになりましたこと、心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。

　前代未聞の「組替え中止」。ファンからは「組替えの中止なんて初めて聞いた」「何十年間観てきた中で組替え中止のお知らせは初めて」「組替えの中止なんて、未だかつてあったことあるんだろうか」「今公演の退団予定者は、、、どうなるの？」と困惑の声が上がっている。

　同劇団では宙組の現役生徒が9月30日に転落死。自殺と見られており、その原因究明として11月14日に外部弁護士による「調査結果」を公表した。

　その席上、中止が続いている公演については「安全が確認されれば再開したい」などとしていた。

　現在、兵庫・宝塚大劇場での雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN　HOLIDAY」は、1日から公演が再開している。