ケンコバ「この世の地獄を見てしまいました」強風で飛行機が遅延　19時出発予定も到着時刻は…

　お笑いタレントのケンドーコバヤシ（51）が、2日放送の自身がパーソナリティを務めるFM　OSAKA「TENGA　Presents　Midnight　World　Cafe～TENGA茶屋～」（土曜深夜1・30）に出演。飛行機の遅延によるトラブルに遭遇したことを語った。 　ケンコバは「この世の地獄を見てしまいました。地獄ってこういうことなんかなって」と切り出し、飛行機の遅延に遭遇したことを報告した。

　大阪に前乗りする仕事があったため19時頃に羽田空港発、20時頃に伊丹空港着の飛行機に搭乗予定だったという。ただ、その日は強風のため、全国的に飛行機が遅延。空港では怒号も聞こえてきたそうで、出発が「8時45分になります」というアナウンスがあり、その時間になってもゲートが全然開かず「サラリーマンのおじさんが“おーい！どういうつもりや、こらー”」と怒鳴りだした。

　そこで我慢できなかった人が言い返すと、その反撃の大声で子どもが泣き出し「えらいことなった」と荒れ模様に。さらに空港で「出発までまだちょっとかかるんで」と食事券が配られると、飲食店が閉店間際だったことから「我先に蕎麦屋飛び込む人おって」とカオスな状態だったという。

　結局、飛行機に搭乗できたのは出発予定から2時間半後の「9時半ぐらい」だったものの「いざ飛行機乗ったら“滑走路混んでるので”」となかなか飛び立たなかった。すると、機内でも叫び出す人が出始め、子どもが泣くという悪循環に。また、CAに「出させろ」と怒鳴りつけて降り出す人も出たという。

　すると「知らんかったけど、航空保安官みたいな人が来て“ゲート通った人と客席の人数が合ってないんで法律上、飛べません”ってなって」と乗客の人数が合わないことからCAが野鳥を数えるように一人一人、確認したものの人数が合わず「12時過ぎても飛行機の中におった」と缶詰状態になった。

　深夜になったことから「伊丹空港のルールで着陸できません。関空に降ります」とアナウンスされると、「ふざけるな」と怒り、また降り出す人が出始めたそうで、「管制塔からまた“人数数えさせてください”って」と堂々巡りに。そこで一番ランクの良い席に座っていたお金持ちそうな女性が「1ついいですか。あのね、ルール破る人置いといて、飛ぶべきですよ。飛びなさい」と叫びだし、ケンコバは「あんたが言ったらややこしい」と心の中で思ったとした

　結局、飛行機は午前1時頃に羽田空港を発ち、関西国際空港に着いたのは2時だったとし「俺、5時半に起きないとアカンねんけど」と絶望。交通機関も動いていないことから、航空会社から1万円が配られると「それを皆、奪ってく。それこそ子どもが見てる中で…」と大人たちの自分勝手な行動に呆れたという。

　1万円にとどまらず「航空会社が出来ることの精一杯として、1本満足を“1人1本用意したんで”って」と栄養補給ができるスナックバーが配られたものの「CAさんをにらみつけて、メンチ切ったまま1本満足を6本取ってく人おった」と非常識な行動をする人も。CAが「1人1本なんで」と声をかけたものの「うるさーい」と怒鳴って去って行ったといい、ケンコバは「1本で満足するもの6本取ってもどうしようもない。1本満足やねんから」とツッコミを入れた。

　関空に到着後も案の定、タクシー乗り場は行列でタクシーに乗車できたのは「4時ぐらい」とし、5時半起きのケンコバはホテル到着後に「髪の毛洗って出た。しんどかったよ。この世の地獄」と散々な目にあったと苦笑いしながら振り返った。