古舘伊知郎氏「裏金の原因は世襲ではないか」　高橋真麻「税金とる側の人が…あり得ない!!」

　自民党の安倍派などが政治資金パーティーの売上を議員にキックバックしていた裏金疑惑について、フリーアナウンサーの古舘伊知郎が（68）が6日、TBS系「ゴゴスマ―GO　GO！Smile！―」に出演。「根底にあるのは世襲ではないか」と持論を唱えた。 　いわゆる選挙に勝つために必要とされる「地盤、看板（知名度）、カバン（資金）」を継いでいる世襲議員。古館氏は「おじいちゃんやお父さんを見てきて、税金は払わなくていい、不記載で使っていいと思っているのではないか」と、世襲で育った家庭環境が“裏金作り”への罪悪感が醸成されない理由と推測。そのため「民間のように納税しなきゃ行けないという意識がマヒしている」と断じた。

　これまでにも政治資金の関しては何度も法律改正はされているが、古館氏は「結局政治家がお金の法律を改正しているので必ず裏道マップがある。税金を払わず裏金作りをするというスキームが姿形を変えながらずっと続いている」と指摘。しかし、今回は東京地検特捜部が派閥に着手していることに注目。2020年に安倍政権が黒川弘務検事長（当時）の定年を延長する閣議決定を強引にした件に触れ「検察は安倍派にうらみがあるのでは」と個人的見解を示した。

　同番組にはフリーアナウンサーの高橋真麻（42）も出演。「これは徹底的に調べるべき。裏金があったら何に使われているのか。そもそも法律作ったり税金とったりする側の人がこんなことをしているなんてあり得ない」と庶民的見地から解明を望んでいた。