前明石市長・泉房穂氏 建設費用膨らむ大阪・関西万博は「政治家が決断できないのが今回の万博の特徴」

2023年12月06日 18:40

芸能

前明石市長・泉房穂氏 建設費用膨らむ大阪・関西万博は「政治家が決断できないのが今回の万博の特徴」
泉房穂氏 Photo By スポニチ
 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が、6日放送のABCラジオ「桑原征平 粋も甘いも」(水曜正午)に出演。2025年大阪・関西万博に言及した。
 万博は建設費が当初予定から1・9倍となる2350億円に膨らみ、負担増が問題視されている。

 泉氏は「万博自体は意義があるにしても使うお金については今、国民の生活が大変ですから、やっぱお金をもっと大事にしはったら」と指摘した。

 その上で「350億円リングですか?全部まん丸にしなくても海の上にまで作る必要ありますか?って観点からすると、お金を抑えたらって気持ちが1つ」と万博の会場外縁を丸く取り囲むように建設が進んでいる約350億円の巨大な木造の大屋根(リング)の費用の高さに首をかしげた。

 そして「もう1つは政治決断。こういった国民、世論の中で漫然と何の見直しもしないのでなくて、やっぱり万博について縮小とか、やり方を工夫するとか、昔の時代のように箱物である必要もないので、若干、箱物を小さくしても今の時代に即した情報発信もできるので、少し方針転換してもいいと思う。政治家が決断できないのが今回の万博の特徴かな」と決断力の鈍さを批判した。

 だからこそ「決めた事を漫然とするのであれば官僚でいい」と皮肉を込め「政治家というのはその時、その時に市民、国民の声を聞いて気持ちに寄り添って方針転換するのが政治家。決断するのが政治家。今の日本に政治家はいないんですよ。政治屋さん。国民のために決断する覚悟ある者が本当に少ない」と嘆いた。
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