草野仁が明かす　黒柳徹子が「世界ふしぎ発見！」回答者での出演を承諾した際に提示した“唯一の条件”とは

　キャスター草野仁（79）が6日深夜放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」に出演。1986年4月の放送開始時から司会を務め、今年3月末で勇退したTBSの紀行クイズ番組「世界ふしぎ発見！」の裏話を語った。 　同番組に初回から出演を続けたのは草野と黒柳だけ。番組開始にあたり、クイズ番組が乱立する中で目新しい回答者を求めていた制作サイドは、黒柳に白羽の矢を立てた。黒柳を口説くため自宅を訪問した際、草野も同行したという

　「お願いすると、“私、クイズ出ないの”とおっしゃった。“黒柳こんな問題知らないの？バカなんじゃないの？”と視聴者はおっしゃるに決まっている、と」と断られたが、それでも頼み込むと「1週間考える時間をちょうだい」との返答。1週間後、再び訪れるとOKの返事が。だがそれには「1つだけ条件があるわよ」と言われたという。

　その条件とは「1週間前で結構ですから、来週スタジオでやる回の大まかなテーマだけ教えてください。自分でそれらしい本を選んで、知識を持ってチャレンジしたい」とのことだった。かまいたち・濱家隆一は「その姿勢がすごいですよね」と称賛した。

　回答者全員にテーマだけは事前に伝える形で番組がスタート。黒柳はレギュラー番組の合間に毎週徹夜で予習して収録に臨んでいたという。草野は「本気でやろうとしてるんだろうなということに気がついて、驚きました。本当にきちんと準備をしてチャレンジする。それが高い正解率に結びついていた」と、敬意を表していた。