有働由美子アナ、来年3月で「news zero」卒業 後任は藤井貴彦アナ「news every.」は

2023年12月14日 12:00

芸能

有働由美子アナ、来年3月で「news zero」卒業 後任は藤井貴彦アナ「news every.」は
有働由美子アナ Photo By スポニチ
 日本テレビは14日、フリーアナウンサーの有働由美子(54)が来年3月に同局の夜の報道番組「news zero」(月~木曜後11・00、金曜後11・30)を卒業することを発表した。後任は同局の藤井貴彦アナウンサー(52)が務める。
 これまで藤井アナがメインを務めていた夕方の報道番組「news every.」(月~金曜後3・50)は鈴江奈々アナウンサー(43)、森圭介アナウンサー(45)のダブルメインキャスターになる。

 有働アナは、2018年3月にNHKを退職し、その年の10月に「news zero」のメインキャスターをに就任。約5年半、日本テレビの“夜の顔”としてニュースを伝えてきた。卒業の理由について「気づけば現在54歳!次の新たなことにチャレンジする時は今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていて、わたくしのわがままを聞いてくださり、このたびnews zeroが快く送り出してくれることになりました」と語った。

 後任の藤井アナは夕方の報道番組「news every.」のメインを14年務めている。先日の「好きな男性アナウンサーランキング」では1位に輝いた。夜の番組を担当するのは始めてで、「これはまさに“転機”なのではないかと考え、大役ではありますが舞台をzeroに移すことに決めました」と決意を語った。

 
▽有働アナコメント

 2018年にNHKを辞めてから民放で初めて仕事をさせていただいたのがnews zeroでした。

 特に印象的なのは、戦地ウクライナでの取材です。国の正義のために死を覚悟すべきか、一つ限りの命を自分のために生きるべきか、悩み苦しむ市民の様々な本音を聞きました。戦争というのは始まってしまえば、いや戦争に向かい始めたら、止めるのは非常に難しくなる。平時の報道の大切さを心深く刻みました。

 私がnews zeroを担当したこの5年あまりの間、取材先や現場で驚くほどたくさんの若い視聴者の方々にzeroを見てもらえている実感があり、その声から私自身が新しい視点や刺激をもらっていました。そして気づけば現在54歳!次の新たなことにチャレンジする時は今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていて、わたくしのわがままを聞いてくださり、このたびnews zeroが快く送り出してくれることになりました。

 実績と安定の藤井貴彦アナウンサーにしっかりとバトンを渡せるよう残されたnews zeroの時間をスタッフ、出演者とともに全力で走り切ります!どうぞ引き続き、今夜もnews zeroにお付き合いください。


▽藤井アナコメント

 このたび、有働キャスターからバトンを受けnews zeroを担当することになりました。この先もevery.で皆さんにお会いしたいと思っていましたが、新たな一歩を踏み出すことにしました。

 今回、期せずして目の前に道が広がりましたが、有働さんからバトンを受ける来年4月は私にとって、アナウンサー生活30年の節目となりますし、news every.も15年目のスタートを迎えます。これはまさに「転機」なのではないかと考え、大役ではありますが舞台をzeroに移すことに決めました。

 一方で、私にとってnews every.での日々はあと3ヶ月。ご覧いただいている皆様への感謝をぎっしり詰め込んでnews every.をお届けします。引き続きよろしくお願いいたします。


▽鈴江アナコメント

 気候変動や急速に進む少子高齢化。この先ますます生きにくい社会になるのではと、子育てをしながら心配になります。世界も、地球も変化している中で、私達も変わることが求められています。知ることが変わることの第一歩。今何が起きているのか丁寧にお伝えし、誰かの暮らしが少しでも良くなるように。誰かのチャレンジを後押しできるように。そんな前向きなきっかけづくりができる番組を目指していきます。

 藤井キャスターから学んだ「とことん寄り添う姿勢」を大切に、心を込めてニュースをお届けします。どうぞ、よろしくお願いします。


▽森アナコメント

 これまで「スッキリ」「ZIP!」と15年間、1日の始まりの時間にお邪魔してきました。そんな私にとって、夕方の報道番組は全くの未知の世界。これから受け取る「news every.」というタスキには、先輩の汗と言葉が染み込んでいて、決して軽いものではありません。だからこそ、覚悟と責任を胸にスタートラインに立つつもりです。

 みなさんにとって、いい1日でも、そうでなかった1日でも、きょうを振り返り、あしたが少しでもよくなるお手伝いができればと思っています。夕方のお忙しい時間をご一緒できたらうれしいです。
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