ジャニ新会社浮上へ、鍵は「嵐」大野の復活 来年デビュー25周年、活動再開の可能性も

2023年12月15日 05:30

芸能

ジャニ新会社浮上へ、鍵は「嵐」大野の復活 来年デビュー25周年、活動再開の可能性も
「SMILE-UP.」の社屋 Photo By スポニチ
 【激動2023 芸能②】ジャニー喜多川氏の性加害問題で大ダメージを負った旧ジャニーズ事務所は新会社「STARTO ENTERTAINMENT」として再出発した。体制も固まり気になるのはタレントの動向だ。
 新体制の発足を前に離脱したのは、岡田准一、二宮和也、生田斗真ら事務所の看板タレントだ。いずれも俳優業中心に活動しており、性加害問題の影響で多くのCMを失った。テレビ局関係者は「俳優メインのタレントは、CM出演料が収入の多くを占め、問題のダメージが大きかった。ドラマや映画への起用が見送られるケースもあった。そんな状況を見て退所に踏み切ったのでしょう」と語る。一方で、事務所関係者は「生田さんは後輩の今後を気にかけている。ジュニアら若手への演技指導を行う可能性もありそうです」と明かす。事務所との関係を完全に断ち切ったわけではなさそうだ。

 一方、グループは“残留”濃厚だ。現在新会社と各グループは今後の契約などの話し合いを行っている。コンサートの運営や収入の分配などグループはマネジメントが複雑で、独立には“受け皿”が必要。ただ、国内の他事務所にグループごと移るのは現実的ではない。「それができる可能性があるのは滝沢(秀明)さんの“TOBE”くらいですが、新興の会社。それほど多くのグループを受け入れるのは難しいのではないか」(芸能事務所関係者)という。

 Snow ManやSixTONES、King&Princeやなにわ男子といった若手人気グループは新会社との契約が濃厚。事務所を支えていくことになりそうだ。

 中でもファンが気になるのは来年デビュー25周年を迎える嵐だ。テレビ局関係者は「元々、来年活動再開を目指していると聞いていたが、ジャニー氏の性加害問題でどうなるか分からない状態。でも可能性がゼロになったわけではない。問題への取り組みなどの進展次第では活動する可能性もある」とした。

 事務所を離れた二宮も「活動再開するときは一緒にやっていく」と宣言。鍵を握るのはやはり、芸能活動休止中の大野智だ。大野は2020年末のライブ以来、手紙などでファンに“声”を届けたことはあったが、公の場には3年も姿を見せていない。同関係者は「大野さんが今後を、どう考えているのかは未知数。ただ事務所からの説明を嵐5人で受けているので、復活の意思がないわけではないでしょう」と話す。

 節目の年に国民的アイドルグループの“再集結”となれば、新会社も大いに盛り上がるはずだ。


 ≪従来のマネジメント制も手掛けるハイブリッド型に≫ 新会社は、エージェント会社になるとされていたが、従来のマネジメント制も手掛けるハイブリッド型となった。エージェント制はタレントが契約した代理人(エージェント)が仕事の獲得交渉を担う。一方マネジメント制は、所属事務所が仕事獲得だけでなく、マネジャーを付け、メディア対応などもする、日本で一般的な形を指す。新会社の福田淳社長は9日、報道各社の取材に「グループは専属マネジメント契約で、個人はエージェント契約という形を選ぶのが多いのではないか」と話した。
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