「日プ女子」最終回直前!青山テルマの練習生への思い「寝ても覚めても…」トレーナーだからこそ…

2023年12月16日 10:30

芸能

「日プ女子」最終回直前!青山テルマの練習生への思い「寝ても覚めても…」トレーナーだからこそ…
トレーナーを務める青山テルマ(C)PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS Photo By 提供写真
 映像配信サービス「Lemino」で配信中の人気オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」がついに最終回を迎え、16日午後2時からTBSで放送される。練習生たちのデビューはまもなく。トレーナーを務める青山テルマ(36)に現在の心境を聞いた。(井利 萌弥)
 人気ボーイズグループJO1、INIを輩出したサバイバルオーディション「PRODUCE 101 JAPAN」の第3弾。今回は初めて女性が選考対象に。「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者が書類と実技選考を突破した練習生101人を見定めて行う“国民投票”を勝ち抜いた11人がデビューする。

 青山はボイストレーナーとして最も近くで練習生を見届けてきた。「この番組は練習生一人一人の成長、努力、個性を感じることができるのが見どころです。今回は韓国でも撮影したので、ホームシックになる子もいました。全体的に涙や話し合いが多いシーズンになったように思いますが、自分を信じているからこその涙でもあります。心と体はリンクしていて、歌は特に、喉を取り出して調整できるものじゃないので、私はレッスン後にも、心と体をハッピーできるように、できるだけ寄り添いました」と語る。

 INIを輩出したシーズン2でもトレーナーを務めたが、今シリーズでも指導は大きくは変えていないという。「私は、年齢とか性別とか、順位で見ていないので、今回も女の子だからと特別に意識することはなかったです。ただ、男の子に対してはストレートに喝を入れることもありました。その部分では、今回の方は“寄り添う”回数が多かったですかね」と振り返った。

 意識していたのは「萎縮させないこと」。「オーディション番組の環境に慣れていない子もいたので、緊張してほしくないというか…。緊張すると声が出づらくなって、それが声に表れてしまうので。レッスンがあるからこそ、(そこでは)大胆に間違えてもいいし、ミスしてもいいし、見せたくない自分を見せてもいいから、とりあえず全力でレッスンに取り込むことを意識してもらいました」と話す。

 全力で練習生の気持ちに寄り添った。「オーディション番組なので、切羽詰まっちゃったりすると、自分を責めたり、“自分なんて”って、ネガティブになりがちなんですけど、このオーディションを受けた時の自分の心境を大切にしてほしいと思いました。なんでこのオーディションを受けたのか、なんでアイドルになりたいのか、なんでアーティストになりたいのか、そういう根本的なこと、音楽が楽しいからとか、何か届けたいからとか、クリエイティブなことをしたいからっていう、その心を大事にできるようなレッスンを心がけていましたね」。

 そんな青山だからこそ、様子を見るだけで、ズバリと練習生たちの考えていることを言い当てた。「そこだけは超能力者なんじゃないかってくらい読めちゃうんですよね。部屋に入るとまずいつも同じテンションで“おはよう”とあいさつして、続けて“みんな元気?食べてる?寝てる?”って聞くと、(練習生のコンディションが)分かります。他のトレーナーさんからどんな指導をしたか聞いているので、それを引きずっていることも分かっちゃうんですよ」とうなずいた。

 これまでの配信では、レッスン室の外で涙を流す練習生を励ます様子も。「放送されていなくても、ああいう場面は正直めちゃくちゃあります。みんな家族と連絡が取れない上、練習生同士も仲間でありライバル。1人1人、自分のことでいっぱいいっぱいになっている中で、(ほかの)トレーナーやスタッフに言えない言葉も言いやすい立場ではあったのかなと思っていたので、彼女たちの心をできるだけ折らず、腐せないよう、話を聞いていました」。

 「友達ではないから、距離を保たなきゃいけないのが凄く難しいというか。もちろんフラットで話すんですけど、とりあえず1回吐き出してもらって少しでもヒントを与えられるようなアドバイスを心がけています。あまり入りすぎてもダメだし、迷わせてもダメなので、次に切り替えられていないところを、できるだけやる気にしてあげるような。私からしたら“悩む事じゃなかったとしても、その子にとってはとても 大きい悩みだったりするから、その子の立場になって話を聞くことを意識しました」と練習生を支え続けた。

 「トレーナーは本当にみんなのことを応援していて、1人1人を成長させたいっていう一心で、限られた時間でやっています。だから、私はかなり集中してゾーンに入っちゃって、カメラも忘れちゃうときがありました。家帰っても、寝ても覚めても、みんなのことを思ってしまうんです。トレーナーとして不安な気持ちを切り捨てなきゃいけないっていうのもわかってます。私もやれるところまでやった。彼女たちも、やれるところまでやった。その気持ちを持って本番を迎えます」と、常に練習生に思いを寄せている。

 歌手とは違う立場に身を置き、気付いたこともあった。「気持ちよく見送らなきゃいけない立場でもあるので。だから、トレーナーも強く自分を持っていないと、こんなにも自分の感情が動くんだって…」。

 そして、練習生はまもなくデビュー。「(トレーナーは)大変なんですが、その分達成感もあるんですよね」とほほえんだ。

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