谷村有美 涙声でKANさん偲ぶ 同世代の盟友 出会った当初やライブ秘話明かす「ほんとすごかった」

2023年12月16日 22:21

芸能

谷村有美 涙声でKANさん偲ぶ 同世代の盟友 出会った当初やライブ秘話明かす「ほんとすごかった」
シンガー・ソングライターのKANさん Photo By スポニチ
 シンガー・ソングライターの谷村有美(58)がFM COCOLO「KAN 1DAY SPECIAL “Our Favorite Songwriter”」に電話出演。先月12日に61歳の若さで亡くなった歌手・KANさんを偲んだ。
 この日、同局ではKANさんと交流のあったミュージシャンら各番組が登場するなど、1日まるごとKANさんを偲ぶ特別編成で放送した。

 FM802「FUNKY STUDIO MUSIC GUMBO」で、曜日違いながらKANさんと同時期にDJを務めていた谷村。「今日はずっと聞かせていただいてます。もう号泣してます」とKANさんに思いを馳せた。

 KANさんとはデビュー前から知り合いで「ご一緒したのは、全国放送の朝の情報番組で。曜日担当が並びだったんです。イベントが多くて、それでよくご一緒していた。当時はパーカーにチノパンってイメージで。短髪で。でも瞳がキラキラすごくきれいな人だなと思って。喋るとダジャレばっかりなんですけど」と当時を回想。「高校卒業したばかりの女子大生の私はついていけなくて…キョトンとしていた」と苦笑した。

 「年は少し上で、もう大学卒業してらしたから、すごくお兄さんって感じで。おそらく私が少し引いてたと思うんですけど、いつも優しく話しかけてくださって」と兄貴分的な存在だった。

 その後、FM802の開局から「ずっと強く濃くお会いするようになって。KANさんは日曜日、私が水曜日。それで日曜日と水曜日のライブスクランブルっていうイベントがありまして。普通のイベントじゃ面白くないって。私が大好きだった、KANさんが今井美樹さんに提供した『雨にキッスの花束を』と谷村の『がんばれブロークン・ハート』をいい感じにアレンジできるんだよって。アレンジもして、振り付けもして踊りながら歌って。踊りながら歌うって…って思ってたけど、やってみたら楽しくて」と懐かしみ、自身の後の楽曲制作にも大きな影響があったという。

 その後、KANさんや根本要、森高千里、Something ELse、シャ乱Qらとともに「Pacific Heaven Club Band」を結成。「リハも細かいんです。全曲、人の曲もいろいろ役割を担うのでみんなドキドキワクワクパニックになりながら」と振り返り、「その当時は要さんとKANさんがぶつかり合ってるイメージがあって。良くしようとしてね。ケンカでもなんでもなくて、良くするためにきちんと伝え合うっていう。KANさんは絶対に声を荒げない。トーンも変わらない感じで」と追求する姿を懐かしんだ。

 「これでいいよねってなってもなんか足りない…って」と職人気質でこだわりがあったといい「ほんとすごかったです」と回想した。
 
 「Pacific Heaven Club Band」全員で合唱した「すべての悲しみにさよならするために」をリクエストし、「コーラスで歌ってても涙が止まらない、鳥肌が立つ素晴らしいナンバーです」と紹介。この日の特別編成に「KANさんすごく喜んでると思います」と最後は涙声で出演を終えた。

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