谷村有美 盟友・KANさんとの秘話「電話を夜中にかけてきて…」 当時の口癖を歌詞に採用したこと明かす

2023年12月16日 22:38

芸能

谷村有美 盟友・KANさんとの秘話「電話を夜中にかけてきて…」 当時の口癖を歌詞に採用したこと明かす
シンガー・ソングライターのKANさん Photo By スポニチ
 シンガー・ソングライターの谷村有美(58)がFM COCOLO「KAN 1DAY SPECIAL “Our Favorite Songwriter”」に電話出演。先月12日に61歳の若さで亡くなった歌手・KANさんを偲んだ。
 この日、同局ではKANさんと交流のあったミュージシャンら各番組が登場するなど、1日まるごとKANさんを偲ぶ特別編成で放送した。

 FM802「FUNKY STUDIO MUSIC GUMBO」で、曜日違いながらKANさんと同時期にDJを務めていた谷村。「今日はずっと聞かせていただいてます。もう号泣してます」と、同世代の盟友でもあったKANさんに思いを馳せた。

 KANさんとはデビュー前から知り合い。テレビなどでの共演を経て、FM802の開局から「ずっと強く濃くお会いするようになって。KANさんは日曜日、私が水曜日。それで日曜日と水曜日のライブスクランブルっていうイベントがありまして。普通のイベントじゃ面白くないって。私が大好きだった、KANさんが今井美樹さんに提供した『雨にキッスの花束を』と谷村の『がんばれブロークン・ハート』をいい感じにアレンジできるんだよって。アレンジもして、振り付けもして踊りながら歌って。踊りながら歌うって…って思ってたけど、やってみたら楽しくて」と振り返った。

 自身の後の楽曲制作にも大きな影響があったといい「2曲を1曲に仕上げて、両方の楽曲の良さを伝えることを学んだ。私も自分の曲を似た感じのアレンジ変えて、一緒に演奏するとか」と語った。

 また、「プライベートでもよくご一緒する機会があって。KANさんが電話かけてくるのが夜中なんですよ」と苦笑。

 「当時、私も夜型だったし、お互いすごく忙しいから、連絡とったり会えるのが夕食より後になってしまって。必ず誘ってくれる時に『飲まないよね?』とか『コンサート来れないよね?』とか断られる前提で来るんですよね」と回想。「『飲まないよね?』っていうフレーズが心に残っていて。私『愛する人へ』っていうアルバムに『Second Love』っていう曲を書いたんですけど、2番(の歌詞)に飲まないよね?っていうフレーズを使わせていただきました」と、KANさんの口癖を歌詞に採用していたことを明かした。

 「愛は勝つ」の大ヒットの裏で苦悩する姿も間近で見ていた。「良い事だらけだったはずなんですけど、KANさんの中では三枚目な部分を出したかったと思うんですよね。なかなか二の線を求められるのと葛藤がある中で、『牛乳のんでギュー』ができて。それから、できたから聞いてくれる?って聞かせてもらったのが『ドラ・ドラ・ドライブ(大作戦)』。もうゲラゲラ笑って、これ絶対いい!って。ちょっと自信なさげにしてたKANさんが、2000年代あんなにも表参道とか炸裂させたんだっていうのに感動しました」と懐かしんだ。

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