NHK会長 報道局職員の不正請求を謝罪「取材活動に対する信頼を大きく損ねた」 第三者委員会が調査に
2023年12月20日 14:03
芸能
また、稲葉延雄会長から、当時の報道局長を務めていた役員2人に対して厳重注意を行ったほか、小池英夫専務理事と根本拓也理事がそれぞれ役員報酬の10%を1カ月、自主返納した。
本件について、稲葉会長は「取材を名目にして多くの不正が明らかになったことについては、NHKの取材活動に対する信頼を、大きく損ねるものであり、視聴者、国民の皆様に改めてお詫びする」と謝罪。「今回の事案の発覚を受けて、NHKとして第三者委員会に意見を聞きながら、可能な限り調査を行い、不正の経緯を把握していく」と説明し「会長として厳粛に受け止めている」と話した。
また、稲葉会長は「大事なことは、公金を不適正に利用をしたということ。金額の大きい、小さいではない」と強調した。
不正請求をめぐっては、11月2日に、30代の報道局記者が私的な飲食を「取材」として、2020年7月から今年5月にかけて合計12件、およそ34万円を不正に経費請求していたことが判明。同日付でこの記者を懲戒免職にしていた。