【紅白リハ】Stray　Kids　初出場に緊張も…バンチャン、ミサモから金言「あなたたちはうまい」

　大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」（後7・20）のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールでスタートし、8人組ボーイズグループ「Stray　Kids」がリハーサルに登場し、報道陣の取材に応じた。 　Stray　Kidsは今年初出場。20年に日本デビューし、日本初のアルバム「THE　SOUND」は、オリコンデイリーアルバムランキングで1位を獲得している。白組では2011年の東方神起以来、12年ぶりに韓国勢としてSEVENTEENと出場した。

　昨年10月にリリースした「CASE　143」は、ミュージックビデオの再生回数が1億4000万回超えのヒット。TikTokではサビのダンスが大流行し「踊ってみた」の動画が多数投稿された。今年2月にリリースしたアルバムで日本語版を収録し、一発撮りで歌を収録するYouTubeチャンネル「THE　FIRST　TAKE」での歌唱も話題となった。

　リーダーのバンチャンは「まず僕たちチーム全員が初出演で緊張していますし、光栄です。すてきなステージを見せるためにベストを尽くしたいです」とコメント。本番での演出について、アイエンはラ「ブソングとは相反する、とてもシックな衣装を準備しています。そこにも注目してください」と呼びかけた。

　今回の来日にあたり、スンミンは「到着してすぐ日本のオムライス、辛口のミソラーメンを頂きました。とても美味しかった。ほどよい辛さのラーメンで、神メニューだと思います」と茶目っ気たっぷりに話し、メンバーの笑いを誘った。

　所属事務所の先輩である「TWICE」のグループ内ユニット「MISAMO」も初出場。紅白の舞台を経験している3人から金言をもらったそうで、バンチャンは「とにかくできる限りステージを楽しんでねと言葉をかけてくれました。あなたたちはうまいから心配してないと言われて、すごく力になりました」と明かし「先輩たちに力をもらって素晴らしいステージを見せたいです」と意気込んだ。

　同グループは、2017年に韓国で放送されたサバイバル・リアリティ番組「Stray　Kids」から選出されたメンバーで結成。18年にミニアルバム「I　am　NOT」でデビューすると、翌19年にワールドツアーを敢行した。22年に発表した2枚のミニアルバム「ODDINARY」「MAXIDENT」は、いずれも米アルバムチャート「Billboard　200」で1位を記録。メンバー自ら作詞作曲プロデュースを手掛けながら、世界的アーティストとしてワールドワイドに活躍している。

　今回の番組テーマは「ボーダレス－超えてつながる大みそか－」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

　ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。