坂田利夫さん死去 72年「アホの坂田」リリース 一時販売見合わせの“騒動”乗り越え愛される楽曲に
2023年12月31日 00:22
芸能
吉本興業は「『あっちこっち丁稚』(朝日放送)で共演した後輩の間寛平とは54年間の親交があり、先日は82歳の誕生日を間寛平夫妻にお祝いしてもらい、大変喜んでいました。最期も親族と間寛平夫妻に見守られながら息を引き取りました」と明かした。
1972年8月には「コメディーNo・1」名義で、キダ・タロー(93)作曲の「アホの坂田」をリリースして大ヒットした。吉本新喜劇の脚本・演出などを担当し、のちに吉本興業の顧問となった竹本浩三さんが作詞。メキシコの伝統音楽「メキシカン・ハット・ダンス」の陽気なリズムに乗って「アホ アホ アホの坂田…」の歌詞で始まる同曲は発売後、すぐに6万枚を売り上げた。
しかし、大阪の教育委員会から「サカタ姓の小中学生がいじめに遭っている」と指摘を受け、レコード会社が販売を一時見合わせる騒動に。その後、再び市民権を得て復活。坂田さんが舞台などに登場する際のBGMとして定着し、違う形で愛される楽曲となった。