【紅白】キタニタツヤ　恩師らの応援に「胃がキリキリ」も…「呪術廻戦」テーマ曲で圧巻パフォ

　大みそか恒例の「第74回NHK紅白歌合戦（後7・20）が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、白組で初出場のキタニタツヤ（27）が「青のすみか」を熱唱した。 　東大卒という異色のシンガー・ソングライター。今年は人気アニメ「呪術廻戦」の第2期「懐玉・玉折」オープニングテーマの同曲で、広く知られるところとなった。この日は紅白のために特別編集されたアニメの名シーンとともに歌唱した。

　紅白出場の反響はすさまじかったという。29日の囲み取材では、「決まってから、会う人会う人に、見るね、おめでとうと言われて、そのたびにプレッシャーで胃が痛いです」とうれしい悲鳴を上げた。リハ前日の同窓会でも期待の声が。「恩師にまでそういうことを言っていただいて、胃がキリキリ。ここから2日間、緊張しっぱなしです」。そんな期待に応えるパフォーマンスで、「起承転結の“転”」と表した、激変の1年を締めくくった。

　今回の番組テーマは「ボーダレス－超えてつながる大みそか－」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

　ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。