【紅白】ポケビ＆ブラビ、25年ぶり紅白で競演　ウンナンそろい踏みに有吉「緊張しています!!」

　大みそか恒例の「第74回NHK紅白歌合戦（後7・20）が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、「ポケットビスケッツ」「ブラックビスケッツ」が一夜限りの再結成で共演した。 　96年から放送された日本テレビ系バラエティー番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ！！」から登場した、2つの企画ユニット。テレビ放送70年を記念した特別企画「テレビが届けた名曲たち」で共演した。紅白出演は25年ぶり、2組そろってのテレビ出演は21年ぶりとなった。

　一夜限りの復活は、音楽界を席巻したミリオンヒット曲同士のメドレーになった。ポケビのTERU（内村光良＝59）が「お久しぶりダニ～」の掛け声でCHIAKI（千秋＝52）UDO（キャイ～ン・ウド鈴木＝53）とともに登場し「YELLOW　YELLOW　HAPPY」をCHIAKIのパワフルなボーカルで歌い上げると、ブラビの南々見狂也（南原清隆＝58）天山ひろゆき（キャイ～ン天野ひろゆき＝53）ビビアン（ビビアン・スー＝48）も「Timing」をポップかつキュートにパフォーマンス。曲中、南々見のサックスでソロ演奏を披露すると、TERUはキーボードのソロで対抗。「ウッチャンナンチャン」2人によるパフォーマンスで会場を大いに盛り上げた。

　歌唱後、司会の有吉弘行は「めちゃめちゃよかった、キレキレでしたね!!」と絶賛。再ブレーク前を支えた“恩人”内村を前に「緊張しています!!」と打ち明けた。

　2017年から4年間紅白の司会を務めた内村に、有吉は「これからまだ（司会が）続くんですけど、何かないですか一言？」と助言を仰ぐと「これからもっと感動するから！楽しんで紅白を！」とエールを送った。

　今回の番組テーマは「ボーダレス－超えてつながる大みそか－」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

　ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。