【紅白】寺尾聰　紅白16年ぶり「ルビーの指環」　昭和企画で登場、渋さも哀愁も健在

　大みそか恒例の「第74回NHK紅白歌合戦（後7・20）が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、俳優で歌手の寺尾聰（76）が昭和を代表する名曲「ルビーの指環」を紅白では16年ぶりに披露した。 　テレビ70年特別企画「テレビが届けた名曲たち」で、「セーラー服と機関銃」を歌った薬師丸ひろ子に続いて登場。黒柳徹子とステージ上で再会し、互いに手を握り合って喜んだ。

　かつてルビーの指環をプレゼントした女との別れをクールに迎えながら、未練がましくその幻影を追いかける大人の失恋ソング。81年の日本レコード大賞受賞の大ヒット曲を、当時の渋さと哀愁そのままに歌いきった。

　今回の番組テーマは「ボーダレス－超えてつながる大みそか－」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

　ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。