【紅白】Ado 京都の「東本願寺」から「唱」を熱唱「ゆかりのある場所でとても楽しいステージができた」

2023年12月31日 22:44

芸能

【紅白】Ado 京都の「東本願寺」から「唱」を熱唱「ゆかりのある場所でとても楽しいステージができた」
<第74回紅白歌合戦>熱唱するAdo(C)NHK Photo By 提供写真
 大みそか恒例の「第74回NHK紅白歌合戦(後7・20)が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、歌い手Ado(21)が紅組で初出場した。
 29日から始まったリハーサルでは出場歌手の多くは、番組や自身のパフォーマンスのPRのため、囲み取材に出席し、今年1年を振り返る場にしている。歌手によっては、ステージでの音合わせを報道陣に公開する場合もある。ところが、Adoは囲み、リハ公開も行わなかった。

 完全秘密調整で本番を迎えたAdoは京都府にある東本願寺から出演。寺院の中に色とりどりのライトが照らされ、恒例にもなり始めているオリのような立方体の格子に囲まれ、シルエットを浮かび上がらせながら「唱」を披露した。

 歌唱後、Adoは「とても緊張していましたが、ゆかりのある場所でとても楽しいステージができたと思います。ありがとうございました」と初めての大舞台を振り返った。

 また、来年の抱負を聞かれると「来年は私自身初めての海外ツアーと国立競技場でのワンマンライブが控えているので、全力で挑もうと思っています」と語った。

 歌い手のポリシーとして、素顔を明かしていないAdoだが、2日放送の日本テレビ系「ベストアーティスト2023」で、20年のメジャーデビュー以来初めて、テレビで歌唱した。金網をイメージしたようなステージで、引き気味の映像が主体。本人に照明は当たらなかったが、長髪をなびかせる様子が話題になった。

 Adoの紅白本番での演出について、制作統括の大塚信広チーフプロデューサー(CP)は11月の出場歌手発表会見で、「ライブとかではシルエットで歌われている」とし、「この辺の演出は詰めていきたい」と話していた。ミステリアスな雰囲気漂う若き歌姫が、本番ではどんな演出で登場するのか、注目されていた。

 今回の番組テーマは「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

 ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。

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