西川きよし「ゆっくり休んでください」間寛平「僕にとっては大師匠」 坂田利夫さん訃報から一夜

2024年01月01日 05:35

芸能

西川きよし「ゆっくり休んでください」間寛平「僕にとっては大師匠」 坂田利夫さん訃報から一夜
西川きよし Photo By スポニチ
 12月29日に老衰のため82歳で亡くなったお笑い芸人の坂田利夫(さかた・としお、本名・地神利夫=じがみ・としお)さんの訃報が伝わってから一夜明けた12月31日、後輩の吉本芸人らの追悼コメントが相次いだ。
 吉本でも関係の深かったタレントの西川きよし(77)と吉本新喜劇ゼネラルマネジャーの間寛平(74)はともに所属事務所を通じてコメントを発表した。

 坂田さんに喜劇役者から漫才師への転向を勧めた西川は「(妻の)ヘレンと一緒に家族のように楽しく過ごした者同士、たくさんの思い出があります。58年の2人の友情は一言では言い尽くせません。坂田ありがとう。ゆっくり休んでください」とつづった。

 一方、50年以上の付き合いがあり、最期を夫妻でみとった寛平は「『アホの坂田』と言われていますが、僕にとっては大師匠という存在。今の時代にアホの道を極めることができるような芸人はいないし二度とあそこまでの芸人は出てこないと思います」と強調。「根っからの芸人、お笑いが大好きな兄やんには、天国でもみんなを笑顔にしていると思います」と悼んだ。

 《桂文枝「言葉が出てきません」》 吉本入りでは2年後輩となる落語家・桂文枝(80)は自身のブログで空の画像を添えて「簡単に弔いの言葉が出てきません」と別れを惜しんだ。坂田さんと顔が似ていると言われていたハイヒール・モモコ(59)は、インスタグラムに2ショット写真を添えて「結婚披露宴では新婦の父親として一緒に歩いてくれました」と感謝した。村上ショージ(68)はインスタグラムに「吉本のチャップリンこと坂田師匠が旅立ちました!」とつづった。東野幸治(56)月亭方正(55)メッセンジャー黒田有(53)たむらけんじ(50)らもSNSで追悼した。

 《松本人志「大好きな方」》 ダウンタウンの松本人志(60)は自身のSNSを更新し、坂田さんへの思いをつづった。「坂田師匠。」と呼びかけ「“師匠”という堅っ苦しいイメージをカジュアルに塗り替えた方。大好きな方。ご冥福をお祈りいたします」と大先輩の人柄をしのんだ。

 《キダ・タロー「オモロイ人」》 坂田さんのテーマ曲「アホの坂田」(72年)の作曲・編曲を手掛けた音楽家でタレントのキダ・タロー(93)が本紙の電話取材に応じた。同曲は「作曲家人生の中でも特別に印象深い曲」といい、漫才中に「アホと呼んで」などと言う坂田の芸風に「オモロイ人やなあ、と」と衝撃を受け、楽曲提供依頼を快諾したことを思い起こした。坂田さんからは会うたびに「おおきに」と礼を言われたといい、「芸人さんにはひねくれた方も多いけど坂田さんは良い人。真っすぐな優しい人でした」と人柄を称えた。

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