将棋の藤井聡太王将(21)=8冠=が非公式戦「王位・女流王位記念対局」で里見香奈清麗(31)と対局した結果が31日、YouTubeで配信になった。駒落ちのハンデはなかったが、持ち時間が藤井は10分、里見が1時間の差があった。結果は、全タイトル制覇の藤井を里見が破る“金星”となった。
王位と女流王位が対局する毎年恒例の企画。里見は藤井について「苦しくなってからの逆転術が勉強になる」と話した。藤井は7日から第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で菅井竜也八段(31)と対戦。「タイトル戦が続く。いい状態で臨んでいきたい」と語った。
2人が記念対局で顔を合わせるのは4回目。里見は今回が初勝利となった。