能登半島地震 電気復旧後の注意事項 専門家が解説「倒れている家屋たくさん…通電火災に気を付けて」
2024年01月04日 15:30
芸能
番組では約200棟が焼けたとみられる輪島市の朝市通りなどの映像を伝えた。火災についての注意事項について、佐藤氏は「関東大震災で火災の被害が大きかったことから、“地震では火を消せ”という言葉がありますけれども、消防ではそういうことは言わないようにしています」と説明。近年はガスを遮断できる機器が付いていることが多いとし、「かえって火を消しに行って、ケガをするということもありますので、まずは机の下等で身の安全を図って、少し落ち着いてから火を消しに行くという形になっています」と、取るべき行動を説明した。
また被災地では、電気が復旧した際に起こる通電火災も危険だという。電気ストーブや水槽のヒーターなどが、通電を開始した際に燃えぐさに接触して発火する恐れがあるといい、阪神・淡路大震災で多発したという。佐藤氏は「倒れている家屋がたくさんあるので、通電火災にぜひ気を付けていただきたい」と訴え、「ブレーカーの遮断、もし火災が起きた時、まだ逃げ遅れている方もいるので、その時にはできるだけ早く消火してあげることを心掛けなくてはいけないかと思います」とも呼びかけた。