松本幸四郎 市川染五郎と親子共演 新たな「鬼平」伝説が始動

2024年01月05日 05:00

芸能

松本幸四郎 市川染五郎と親子共演 新たな「鬼平」伝説が始動
長谷川平蔵役を演じる主演の松本幸四郎(右)と、若き日の鬼平・長谷川銕三郎役の市川染五郎 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の松本幸四郎(50)、市川染五郎(18)親子が、8日午後1時&7時に時代劇専門チャンネルで独占初放送されるテレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」に出演する。
 幸四郎が主人公・長谷川平蔵、染五郎が若き日の平蔵(長谷川銕三郎)を演じる新たな「鬼平犯科帳」で、原作者・池波正太郎の生誕100年企画の第1弾として制作された。

 平蔵がいかにして「鬼の平蔵」と呼ばれるようになったのか。父子の“共演”が最大の見どころだ。

 幸四郎は祖父にあたる初代松本白鸚、叔父の中村吉右衛門が演じた役柄に「叔父の作品はリアルタイムで見ているし、人間のドラマが描かれた凄い作品。重圧というより幸せな思い。(先人の)マネはしない」と強い思いで撮影に臨んだ。

 染五郎は、銕三郎役を演じるにあたり「一滴もこぼさず吸収したいと思った。愛着のある大好きな役になった」と語った。

 そんな父子をはじめ仙道敦子(54)、火野正平(74)、さらに、松平健(70)ら豪華出演者が顔をそろえる。

 幸四郎は「実は私は仙道さんのファンクラブに入っていたんです」と学生時代の意外な過去を明かし「そう(仙道さんに)伝えたら、距離を置かれました(笑い)」とジョークで振り返った。

 また、火野演じる彦十ら個性的なキャラクターが描かれているが、幸四郎は「火野さんは彦十そのものという感じで臨まれていた。飛び込んで行けた」、染五郎も「そうそうたる方々とご一緒できた」と感激していた。

 「鬼、新時代。」をキャッチコピーに今回のテレビスペシャルに続き、劇場映画(5月10日公開予定)、連続シリーズ(2話=5月以降に放送予定)の3作が制作される。

 新年の幕開けとともに独占初放送されるテレビスペシャルへ向け、2人は「見てくださる方にどう受け止められるのか、楽しみ」と声をそろえた。
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