松本幸四郎 市川染五郎と親子共演 新たな「鬼平」伝説が始動
2024年01月05日 05:00
芸能
平蔵がいかにして「鬼の平蔵」と呼ばれるようになったのか。父子の“共演”が最大の見どころだ。
幸四郎は祖父にあたる初代松本白鸚、叔父の中村吉右衛門が演じた役柄に「叔父の作品はリアルタイムで見ているし、人間のドラマが描かれた凄い作品。重圧というより幸せな思い。(先人の)マネはしない」と強い思いで撮影に臨んだ。
染五郎は、銕三郎役を演じるにあたり「一滴もこぼさず吸収したいと思った。愛着のある大好きな役になった」と語った。
そんな父子をはじめ仙道敦子(54)、火野正平(74)、さらに、松平健(70)ら豪華出演者が顔をそろえる。
幸四郎は「実は私は仙道さんのファンクラブに入っていたんです」と学生時代の意外な過去を明かし「そう(仙道さんに)伝えたら、距離を置かれました(笑い)」とジョークで振り返った。
また、火野演じる彦十ら個性的なキャラクターが描かれているが、幸四郎は「火野さんは彦十そのものという感じで臨まれていた。飛び込んで行けた」、染五郎も「そうそうたる方々とご一緒できた」と感激していた。
「鬼、新時代。」をキャッチコピーに今回のテレビスペシャルに続き、劇場映画(5月10日公開予定)、連続シリーズ(2話=5月以降に放送予定)の3作が制作される。
新年の幕開けとともに独占初放送されるテレビスペシャルへ向け、2人は「見てくださる方にどう受け止められるのか、楽しみ」と声をそろえた。