高校女子サッカーの名門・神村学園 レギュラー獲りで母に恩返しへ…集大成のラストイヤーに悲劇

2024年01月06日 10:00

芸能

高校女子サッカーの名門・神村学園 レギュラー獲りで母に恩返しへ…集大成のラストイヤーに悲劇
6日放送のTBS「バース・デイ」は高校女子サッカーの名門・神村学園(鹿児島)に密着し、特別な思いでレギュラー獲りを目指す吉留心菜にスポットを当てた(C)TBS Photo By 提供写真
 6日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)は高校女子サッカーの名門・神村学園(鹿児島)に密着し、特別な思いでレギュラー獲りを目指す1人の選手にスポットを当てた。
 神村学園の女子サッカー部は、これまで4度の全国大会優勝と7度の準優勝を誇る全国屈指の強豪校。中高一貫で、およそ半数が中等部から在籍し、部員53人のほとんどが親元を離れて寮生活を送っている。その中で3年生の吉留心菜は特別な思いでレギュラー獲りを目指していた。

 全国大会のベンチに入れるのは18人。吉留は12歳で親元を離れて進学し、6年間の寮生活を送り、サッカーに青春を捧げてきた。高校3年間で全国大会のピッチに一度も立ったことはなく「6年間やってきてるので、メンバーに入って試合に出たいっていう思いが強い」と並々ならぬ思いを持っていた。

 さらに晴れ姿を見せたい人がいた。それは「一番の心の支え」で前向きな言葉で常に励ましてくれた母親。「(全国大会の)ピッチに立っている姿で恩返ししたい」と集大成の年にレギュラーをつかみ、感謝を伝えたかった。吉留の存在について寺師監督は「選手間で僕らができない選手同士をつないでくれてるパイプ役。すごく大きい」とチームの重要なピースとして期待を寄せていた。

 しかし、そんな矢先に悲劇が襲った。3月の練習中に右足前十字靭帯を断裂。全治8カ月の重傷で復帰の目処は12月上旬。ケガからの復帰に加えて、し烈なレギュラー争いを勝ち抜かなければならない。1月の全国大会に間に合うかギリギリの状況に焦りや不安が常に付きまとった。ようやく練習に復帰できたのはケガから半年が過ぎた9月。果たして半年間のブランク、痛みと恐怖感を克服することはできたのか。そして、運命のメンバー発表で吉留の名前は呼ばれるのか。結果はいかに。
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