紗栄子 能登半島地震支援で社団法人で石川入り 被災地や支援の実情伝える「情報もないまま憶測で…」

2024年01月06日 17:27

芸能

紗栄子 能登半島地震支援で社団法人で石川入り 被災地や支援の実情伝える「情報もないまま憶測で…」
紗栄子 Photo By スポニチ
 モデルでタレントの紗栄子(36)が6日、自身のインスタグラムを更新。能登半島地震の被災地での支援の現状を報告した。
 紗栄子はこれまでもさまざまな被災地を周ってきた。きっかけは2010年に故郷・宮崎で家畜の伝染病・口蹄疫の被害を目の当たりにし、支援活動を始めたことだったとし、2019年には継続的な活動を行うため、社団法人「Think The DAY」を設立。2日には「Think The DAY」で「令和6年 能登半島地震」の支援金の寄付ページを公開したことを告知していた。

 5日には「本日、@_thinkthedayでは酒見構造改善センター、内灘町役場、富来支所、七尾市役所本庁舎、氷見市役所の5箇所に皆さまからお預かりした寄付をトラック6台、乗用車2台分の支援物資というカタチに変えて、まずは第一便としてお届けして参りました」と被災地に支援物資を届けたことを報告していた。

 6日の投稿で「昨日伺った酒見構造改善センターでは、私がやり取りを開始させていただいた2日時点で300名の方が避難所にて生活を送られておりました。区長さんとのやり取りを進める中で、酒見では電気は通り、トイレも井戸水を組んで対応できているから、簡易用トイレよりもトイレットペーパー、屋根が壊れているお家が多いので大判のブルーシートはいくらでも必要(レジャーシートなどではいけません)、そして何より必要とされたものは飲料水とのことでした」と現状を伝えた。

 「災害直後なので区長さんも現地対応に追われるので、状況だけ伺いその他女性やお子さんに対する必要となる物資のセレクトはお任せいただいたので、生理用品や着替え用のコンパクトタイプのショーツや靴下、元々@_thinkthedayとして備蓄していた震災時に使える持ち運び便利な防寒アイテムや防犯用の笛、アレルギー対応の食品やお菓子、子供達用のタオル・ブランケット兼用できるフード付きの暖かグッズやお菓子、わんちゃんや猫ちゃんも避難されているとのことでしたので、ペットフード、トイレシートなどを私の方で見繕って追加してお持ちしました。(こちらには乳幼児はいないとのことでした)」とつづった。

 「特にふわふわした防寒用の靴下は酒見の皆さんに喜んでいただき、お子さんもキャラクターのついたふわふわしたマフラー付きの帽子を大変喜んでくれました」とも。「このような物資を酒見では備蓄分も含め必要とされる分だけ全て降ろし、その後の配布は現地の方で行っていただけるとのことでしたので、私たちのトラックに残った支援物資を近隣の役所とコンタクトを取りながら分担して必要とされている物資を必要なだけ、分けてお配りしました。現地に到着後、断水が続いている地域として私の元に連絡が入った内灘町では、役所のかたから飲料水、乳児用ミルク、簡易用トイレが必要とのことでお届けにあがりました。この2箇所だけでも、同じ『断水』と言っても必要となる物資は異なります」と明かした。

 「なので、情報もないまま憶測で考えた物資をお届けすることは、その物資を必要とされないところにとっては必要物資を置くスペースがなるなることにも繋がり物資配布の妨げとなり、別の場所で必要としているかたへお届けすることができない可能性も高くなります。今は現地では個人からの支援は、仕分けなどの問題もあり受け付けられておりませんが、皆さんも支援物資を送られる際はその点十分にお気をつけください」と注意喚起。「そしてボランティアに関しても、情報のない中現地入りをしてしまうとボランティアの受入れ体制が整っていない場合がありますので、力を発揮できないばかりか、災害復旧作業の妨げになることもありますのでご注意ください」と記した。

 「被害の状況や必要な物資も、日に日に状況は変わる中で対応していくことになります。@_thinkthedayでも、状況を確認しながら支援を進めて参ります」とした。
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