中村メイコさん追悼相次ぐ　演出家・ケラ氏、「エノケン・ロッパの時代」の話に感嘆「忘れません」

　女優の中村メイコ（なかむら・めいこ、本名神津五月＝こうづ・さつき）さんが昨年12月31日に肺塞栓症（はいそくせんしょう）で死去した。89歳。東京都出身。ホリプロが7日に発表した。葬儀はすでに密葬で執り行われ、お別れの会は後日執り行う予定。 　劇作家、演出家で音楽家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏は自身のSNSで「メイコさんとは舞台『さくら』、『怪奇恋愛作戦』で御一緒した。後者では、山梨の古民家での過酷な撮影に終始笑顔で御参加くださった。エノケン・ロッパの時代のアチャラカの話を、共演経験を基に拝聴できる俳優さんなぞなかなかいない。有難う御座いました。忘れません。お疲れ様でした」と追悼。

　ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー！」（月～木曜前8・00）を通じて面識があったフリーアナウンサーの渡辺一宏（51）は「中村メイコさんがお亡くなりになりました。89歳。ニッポン放送　垣花正あなたとハッピー！にご出演の際、ボディビル大会前に雪道で転倒して右手首を骨折したドジな私を心配してくださいました。もうあの笑顔は見られないのですね。メイコさん、ありがとうございました。心よりお悔やみ申し上げます」と悼んだ。

　また、現在放送中のNHK朝ドラの題材にもなっている「東京ブギウギ」などを手がけた作曲家の服部良一氏の孫・朋子さんも自身のXで追悼。「中村メイコさんの訃報。あの時代を語れる方がまたお一人。ご冥福をお祈りいたします」とした。