橋下徹氏「90人いなくなっても…この段階でも懐に入れたということになれば所得税法違反」自民裏金事件に

2024年01月08日 13:38

芸能

橋下徹氏「90人いなくなっても…この段階でも懐に入れたということになれば所得税法違反」自民裏金事件に
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が8日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で東京地検特捜部が7日、政治資金規正法違反の疑いで衆院議員池田佳隆容疑者(57)=比例東海=と政策秘書の柿沼和宏容疑者(45)を逮捕したことに言及した。
 岸田政権を揺るがす一連の事件で逮捕者が出るのは初めて。現職議員の逮捕に発展したことで、捜査は新たな局面を迎えた。特捜部は還流させた派閥側も調べ、裏金づくりの実態解明を本格化させる。

 両容疑者の逮捕容疑は、共謀して2018~22年、派閥から計4826万円の還流を受けたのに、その額を除いた虚偽の収入を資金管理団体「池田黎明会」の政治資金収支報告書に記入した疑い。

 安倍派の裏金は5年間で6億円近くに上る可能性があり、所属議員99人の中で池田容疑者側は高額だった。

 岸田文雄首相は「大変遺憾なことであり、重く受け止めている」と官邸で記者団に述べた。自民党は7日付で池田容疑者を除名処分にした。安倍派は池田容疑者の逮捕を受け「関係者の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げる」とのコメントを発表した。捜査に引き続き真摯に協力するとも説明した。

 橋下氏は「100万単位で同じように不記載にしていた国会議員はもっとたくさんいる。その人たちは懐に入れていたわけで、脱税の可能性がある。数千万円でラインを引いてしまったら100万単位で不記載の国会議員がみんな助かっちゃう」と指摘。

 そのうえで「政治資金規正法不記載の話だったら1000万、2000万の(立件の)ラインでいいかも分からないですけど、こと税金を納めなかったというラインになれば、100万円でも普通はアウト。よく90人とか報道で出ていますけど、その人たちが全部いなくなったとしても、補欠選挙ですぐ選挙やるんですから。いいじゃないですか、80人でも90人でも入れ替わってくれるなら、と僕は思います」と持論を展開。

 そして、「国税が追徴課税すればいいんです。そうすれば、みんながそんな政治家ダメだろうっていうことになる」と言い、「税法は変えなくても、この段階でも懐に入れたということになれば、所得税法違反になります」と自身の考えを述べた。
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