松本人志 14日ワイドナショー急転出演取りやめ フジテレビ「吉本興業と協議し、総合的に判断」

2024年01月11日 05:00

芸能

松本人志 14日ワイドナショー急転出演取りやめ フジテレビ「吉本興業と協議し、総合的に判断」
ダウンタウンの松本人志 Photo By スポニチ
 活動休止を発表したダウンタウンの松本人志(60)が14日放送のフジテレビ「ワイドナショー」に急転、出演しないと同局が10日、明らかにした。前日9日に出演を発表したばかりだった。理由について「吉本興業と協議し、総合的に判断した」と説明。ネット上では「このタイミングで出演するのは不適切ではないか」などの声も上がっていた。
 松本は8日、自身の性加害疑惑を報じた「週刊文春」に対して提訴する方針を固め、裁判に専念するため活動休止を発表。同日、自身のSNSで「ワイドナショー出まーす」と宣言した。ただその時点で同局の番組担当者や幹部社員らに連絡はなく、局内は調整に追われた。翌9日に議論を重ねて夕方に出演する方針を固め、午後6時ごろに出演を発表。松本も同番組への出演について「顔見せ程度ですよ」とSNSに投稿していた。

 それが急転、この日午後4時半ごろに同局が取りやめを発表。たった1日で判断を180度ひっくり返した。考えられる理由は2つ。局側の再考によるものか、出演者サイドの意向か――。

 9日に出演を決めても局内では「公共の電波を個人のトラブルの釈明の場に使って良いのか」などの意見もあり、再度検討して判断を変えた可能性も考えられる。代理店関係者は「一度決めた編成を真逆に方針転換するのは極めて異例。フジ側の都合だとしたら、それを覆すだけのトップダウンだったのだろう」と指摘している。松本から出演見合わせを申し入れた可能性もあるが、局側は詳細を明らかにしていない。

 かねて松本と同局のバラエティー班は密接な関係で知られていた。制作会社関係者は「松本さんの企画、構成力に大きく頼り、いなければ成り立たない番組がほとんど。松本さんの突然のSNSでの出演宣言を受け、編成サイドが局内の関係各所と十分に調整しないまま出演を判断した可能性がある」と見解を示した。

 急転直下の出演見合わせというドタバタ劇となったものの、SNSなどでは「賢明な判断だった」と今回の判断を支持する声は多い。ただ松本は現時点で会見をする予定はなく、一言も話すことがないまま表舞台から離れることに寂しさを感じるファンは少なくなさそうだ。
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