OSK日本歌劇団のトップスター・楊琳と娘役トップ・舞美りらが、7日に東京・新橋演舞場で開幕する公演「レビュー 夏のおどり」(11日まで)をもって退団する。2021年にトップに就任し劇団を支えてきた2人。楊は「トップになった瞬間に退団のタイミングを決めました。これまで学んだことを一つ一つ舞台に込めて、最高のショーを楽しんでほしい」と率直な思いを語った。
昨年度後期に放送されたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」は、同劇団出身の笠置シヅ子が主人公のモデル。劇団の宣伝波及効果もすさまじく、チケットの売り切れが続出。楊は「こんなにお客さんが来てくださるなんて。今までに見たことのない景色を見られたことに感謝です」としみじみ。舞美も「朝ドラファンの方にも楽しんでいただけるよう、作品にちなんだ演出も取り入れる予定です」と明かした。
公演後に劇団を離れるが、楊は「体形管理が大変だったので、まずはおなかいっぱい食べたい」と笑った。舞美は「もしご縁があるなら…再びステージに立ちたい」と口にした。 (吉澤 塁)