365日 あの頃ヒット曲ランキング 4月
【1997年4月】1/2 川本真琴 ギタージャカジャカ 早口言葉で「愛してるぅ」
2011年04月11日 06:00
芸能
2 Give me a Shake/MAX
3 1/2 川本真琴
4 サーキットの娘/Puffy
5 ツキ/猿岩石
6 CAN YOU CELEBRATE ?/安室奈美恵
7 ダイナマイト/SMAP
8 明日、春が来たら/松たか子
9 ゲンキダシテ/大黒摩季
10 夫婦みち/オーロラ輝子(河合美智子)
注目渚にまつわるエトセトラ/Puffy
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。
【1/2 川本真琴】
アコースティックギターをジャカジャカ鳴らしながら、まるで早口ことばのように「愛してるぅ」を連呼。一見して少年のようなショートカットの髪型と愛らしい歌声が年齢よりも幼く感じられ、それが魅力にもなり男性以上に同性の女性に支持された。
96年に個性派歌手の岡村靖幸のプロデュースでデビューした23歳の川本真琴のサードシングルは、84万枚をセールス。テレビアニメ「るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―」のオープニングテーマにもなり、彼女の代表曲の1つとなった。
ギターを弾くイメージが強いが、これは2枚目のシングル「DNA」のために特訓して短期間でマスターしたもの。元々は3歳からピアノを学び、クラシックで音楽の素養を身に着けた。高校も音楽科でピアノを専攻していたが、バンド活動にも目覚め、ソニーミュージックのオーディションでスタッフの目に留まり、デビューのきっかけをつかんだ。
「1/2」のヒット後にリリースしたファーストアルバム「川本真琴」は100万枚を超える大ヒットに。しかし、いきなり人気歌手となったことで戸惑い、また曲を量産できるタイプではなかったため、その後の活動はスローペースに。レコード会社や所属事務所との意見の食い違いなど、紆余曲折を経て、06年1月にはホームページに「今年から活動を終わりにしようかと思っています」などどつづり、ファンを驚かせた。
コーラスユニットを組んだり、川本真琴を名乗らずCDを世に出したりするなど、最近では自分のリズムを大切に活動を続けている。