【スプリングS】逸材集結もキャリアで上回るダノンプラチナ信頼

2015年03月19日 05:30

競馬

 スプリングS過去10年のデータを徹底分析した結果、昨年の2歳王者ダノンプラチナをトップ指名。共同通信杯Vから臨む2戦2勝のリアルスティールと同点1位だが、より信頼性が高いのはこちらとみた。
 (1)キャリア いきなりだが、結論を大きく左右するのがこの項目。過去10年の3着以内馬30頭は、全てキャリア3~8戦の範囲内。キャリア2戦は【0・0・0・8】と一度も馬券に絡んでいない。人気を集めそうなリアルスティールをはじめ、キャリア2戦以下の4頭は残念ながら0点。キャリア3~6戦で2勝以上、7~8戦で3勝以上が15点獲得のボーダーライン。7戦2勝のフォワードカフェは0点。さらに「4着以下なし」なら20点。3~6戦で1勝でも芝重賞で連対歴があれば10点を進呈。

 (2)前走 ステップレースが整備されているクラシックでは臨戦過程も非常に大事。好走例が多い「共同通信杯、きさらぎ賞で3着以内」が20点。芝1800メートル以上でオープン1着か重賞3着以内なら15点。朝日杯FS2着以内も15点。確率は低いものの、2頭の優勝馬が出ている「芝の500万戦1着」は10点。4カ月以上のブランク明けで好走した馬はゼロで、昨年8月の新潟2歳S(1着)以来のミュゼスルタンにプラス加点はできない。

 (3)距離実績 マイルはもちろん、2000メートルとも流れが異なる1800メートル戦。当該距離の実績を重視して「芝1800メートルで重賞Vか2勝以上か1戦1勝」を20点とする。この距離で1着があれば15点。1600メートルか2000メートルでVは10点。1800メートルで未勝利も出走が1度のみのタイプはV例があり、これも10点とする。

 (4)オープン実績 こちらは距離に幅をもたせ、芝1800~2000メートルの重賞で連対歴があれば20点進呈。芝1600メートルの重賞で連対、芝1800~2000メートルのオープン1着は15点。あとは、オープンに出走経験のない2勝馬にも10点を上乗せする。

 (5)血統 この項目は、サラブレッド血統センター・藤井正弘氏の出番だ。「ダービー馬ディープブリランテも2着に敗れたスプリングSはディープインパクト産駒向きとは言い難いのだが、今回は他に有力な血統も見当たらない。先週のアネモネSはディープインパクト産駒のワンツー。この世代は中山アレルギーもかなり軽減されている」。ということで、ディープ産駒2頭が20点満点。

 結論 合計80点で2頭が首位に並んだ。ただ、リアルスティールには(1)キャリアの項目で0点という致命的なマイナスが…。大きな減点のないダノンプラチナをトップ指名だ。朝日杯FS1着馬は、一昨年のロゴタイプがV、昨年のアジアエクスプレスが2着と現在2年連続で連対中。今年も2歳王者が存在感を見せつける。

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