【阪神大賞典】シュヴァルグラン 相性抜群福永と3頭併せ先着

2016年03月17日 05:30

競馬

【阪神大賞典】シュヴァルグラン 相性抜群福永と3頭併せ先着
福永を背に3頭併せで追い切るシュヴァルグラン(中)
 阪神メーン「第64回阪神大賞典」では長距離界の新星シュヴァルグランが3頭併せでしぶとく先着。悲願の重賞初Vの期待が膨らんでいる。
 シュヴァルグランの最終追いは福永を背にCWコース3頭併せ。先頭のアドマイヤイバマ(6歳1000万)を6馬身、2番手のアドマイヤフィズ(3歳未勝利)を3馬身追走。徐々にピッチを上げ差を縮めると、4角で最内へ。一瞬で突き放す鋭さはないが、この馬らしい長くいい脚を使ってフィズに首、イバマに3馬身差で最先着。鞍上の福永も久々の感触に成長を感じ取った。

 「もともと攻めは動かないタイプだが、久々も太め感はなかったし、この馬なりにいい動きだった。完成するのはまだ先でも、折り合いに問題はなく競馬に行けば走りが違う。距離はやってみないと分からないが、楽しみの方が大きい」

 昨夏の休養効果で心身が充実して本格化。条件クラスを3連勝で突破すると、前走の日経新春杯も後方からジワジワと伸びて2着と見せ場をつくった。友道師は「4角で他馬と接触したが、馬群を割っていい勝負根性を見せてくれた」と高評価する。

 半姉のヴィルシーナ(父ディープインパクト)も同厩舎に所属して13、14年のヴィクトリアMを連覇。トレーナーはきょうだい全てを手掛け、この血統を知り尽くす。シュヴァルグランの父はハーツクライで底力の母系に長距離適性が加わった。師も「掛かるところがないので距離が延びてこそ」と長距離戦への適性を示唆する。

 コンビを組む福永は3戦ぶりで、過去に5戦して3勝、2着2回。トレーナーも「スッとゲートを出て、いい位置を取れるし手が合う。相性の良さにも期待したいね」と声を弾ませる。ゴールドシップ引退後の古馬長距離路線は混戦ムード。前哨戦を制して一気に主役の座を狙う。

おすすめテーマ

2016年03月17日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム