【フローラS】東京初参戦を起爆剤に!ディーパワンサ名誉挽回だ
2017年04月18日 05:30
競馬
「休み明けの分なのか初の千八が影響したのか分からないけど、いい位置で運べていたのに伸びそうで伸びなかった」
デビュー前から評判になった好素材で昨夏に新馬、中京2歳Sといきなり2連勝を飾った。放牧を挟み、デイリー杯2歳Sがコンマ1秒差4着。阪神JFも4着と手堅く着順をまとめた。終わってみれば先々週の桜花賞は着順に違いこそあったが、阪神JF上位3頭で決着。あの2歳女王決定戦はレベルが高かった。
ひと冬を越して昨年との違いは体つきにハッキリ表れている。「使いだした頃は線が細かったけど筋肉がついて幅が出たし、体が20キロほど増えている。パワーアップしているよ」と成長をアピール。休み明けで中山に遠征した反動はなく、中4週となるこの中間も順調に乗り込みを重ねた。
「追い切りは先週水曜にCW(6F85秒7〜12秒2)でしっかりやって、日曜も坂路(4F57秒5〜13秒0)でしまいを伸ばした。カイバをちゃんと食べるから牝馬でもこれだけやれる。絶好調だよ」
かつて梅田康厩舎(15年2月解散)の調教助手としてダイタクヘリオス(91、92年マイルCS勝ち)の稽古をつけていた村辺厩務員は状態に自信ありの口ぶり。「まだキャリアが浅いし、どんな条件が合っているか判断しづらい。ただ、クセがなくて乗り手の指示通りに動くし、折り合いの問題はない。それに左回りは中京で2戦2勝。東京の二千でどんな競馬をしてくれるか楽しみ」と締めくくった。祖母がシンハリーズで昨年のオークス馬シンハライトのめいっ子にあたり、父がダービー馬ディープブリランテ。狙い澄ました初の東京参戦がタイトル奪取への起爆剤になる。