【オークス】前走12着、16番枠…それでもミヤビが人気の3つの理由
2017年05月20日 19:57
競馬
1つの要因は血統面だろう。父ハーツクライの現役産駒は天皇賞・春2着のシュヴァルグラン、カレンミロティック、フェイムゲームなど長距離戦での活躍が目立つ。3月に引退したヌーヴォレコルトは14年オークスの勝ち馬だ。母のレディスキッパーは中距離で4勝を挙げているグランアルマダも輩出しており、距離延長への不安は少ない。
次に強調されるのが戦績。東京コースは2戦2勝で百日草特別(東京芝2000メートル)ではダービーでも有力視されるカデナ(弥生賞など重賞2勝)ら牡馬を完封。クイーンC(G3、東京芝1600メートル)では、のちに同舞台のG1・NHKマイルCを制したアエロリットに完勝している。
そして陣営も魅力的だ。管理する友道師はオークス勝ちこそないものの、ヴィブロス(ドバイターフ、秋華賞)、ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル連覇)など名牝を育ててきた。騎乗するM・デムーロも今年すでに重賞9勝と勝ちまくっており、その勝負強さは比肩する者がいない。
一度の大敗では見限れない、というファンの想いに応えてアドマイヤミヤビは巻き返すことができるだろうか。
◇桜花賞大敗馬の巻き返し 近年では13年メイショウマンボが桜花賞10着から勝利。08年トールポピー(桜花賞8着)、04年ダイワエルシエーロ(桜花賞7着)らも巻き返して優勝した。