【秋華賞】レーヌミノル 使って激変の予感、スムーズ脚さばき
2017年10月13日 05:30
競馬
前走ローズS(9着)は中団でうまく流れに乗り、4角もいい手応え。ところが、直線で思ったほど伸びなかった。中井助手が首をかしげながら振り返る。
「いい形で運べていたんですけどね。久々とはいえ、もっと動けると思っていた。レース後の息の入りが、いつもより良くなかったあたり、休み明けだったんですかね…」
この中間はCWコースで丹念に攻めを重ねている。最終追いはゆったりと向正面へ流し、馬なりでペースアップ。スムーズな脚さばきで6F81秒6〜1F11秒7。直線半ばで僚馬モンストルコント(4歳500万)と馬体が合って抜く格好になったが「集中力を考えて、前に目標を置きました」と説明。あくまで単走。ラストまでペースを乱すことなく、軽やかに伸びた。
「前走を使ってかなり良くなっていますね。もう“別の馬”というくらい。2000メートルは問題ないと思っているし、できればいい馬場でやりたいですね」
今春は4→2→1着と上昇機運で1冠を手にした。この距離はギリギリ持ちそうな雰囲気。小林の頭の中では“激変注意報”が鳴り響いた。