【桜花賞】ツヅミモン、“伝説の桜花賞”3着の血が騒ぐ

2018年04月04日 05:30

競馬

 【G1ドキュメント=3日】小田は今年初の栗東出張。桜花賞ウイークに訪れるのはアユサンが勝った13年以来、5年ぶり。当時は桜花賞の関東馬6頭も全て栗東滞在。レース前日、栗東を“爆弾低気圧”が襲った記憶。アユサンの全妹マウレアで今回も栗東滞在中の矢嶋助手は「覚えていますよ。よくレース(桜花賞)は良馬場まで回復しましたよね」と懐かしそう。小田はマウレアの状態の良さをまず確認し、関西馬取材に奔走した。
 気になっていたのが3頭出しの藤岡厩舎勢。ツヅミモンは舞台裏を明かせば、僚馬リリーノーブルが入厩する「イ―6」の本厩舎から離れた厩舎にいた。訪ねると、担当の山本助手は「本当に僕の馬でいいんですか?」と謙遜の第一声。ただ関東記者にとっては単勝1・7倍に応えて完勝した昨年12月中山新馬戦が鮮烈。続くシンザン記念(2着)が2番手からしぶとい粘り。勝ち馬アーモンドアイが今回2番人気濃厚を考えれば価値は高い。なぜ前走・クイーンC(12着)は凡走?同助手は「東京への長距離輸送もあって、カイバも食べてくれなくて」と振り返り、笑顔に戻った。

 「今回は何をやっても食べてくれる。調教も動くんです。特に先週(3月28日=栗東坂路4F51秒7)は凄かったです。競ると粘り強いので」。前評判は地味でも、間違いなく出来はいい。母カタマチボタンは“超ハイレベル”だった07年桜花賞(3着)で1着ダイワスカーレット、2着ウオッカに続いた底力の持ち主。血統の後押しもある。

 例年より早く、栗東の桜は一部で散り始めの満開状態。取材手応えを得た小田は「あとは阪神の桜が週末まで持つか…だ」とつぶやいていた。

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