【ヴィクトリアM】爪の不安解消ジュール、G1獲りへ自信

2018年05月09日 05:30

競馬

 【G1ドキュメント=栗東・8日】毎週、競馬を見ていると勝負事の流れを感じるケースは少なくない。その意味で柏原は西園厩舎に追い風が吹き始めているような気がした。3月終了時点で3勝とスロースタートだったが、ここ2週で4勝。ようやくエンジンがかかってきた。このタイミングでヴィクトリアマイルにジュールポレールを起用。西園師の表情、口ぶりからは期待感しか伝わってこない。
 「追い切りは先週しっかりやって出色の動き。時計(坂路4F51秒2〜1F12秒1)も凄かった。今週はもうサッとやるだけでいい。今年は登録18頭で除外の心配がなかったから、ここを目標にやれるのは大きい」

 2年続けて阪神牝馬Sをステップに参戦。うずしおS(1着)でひと叩きしていた昨年と違って今季は阪神牝馬Sが始動戦だった。昨年3着に対して5着と着順を落としたものの、悲観する必要は一切ない。「前走は休み明けで、直線挟まる場面がありながら、よく頑張った」と評価している。

 昨年のこのレースは7番人気。その評価に反発するかのような0秒2差3着の力走が光った。「右前の爪の不安が解消した。稽古をしっかりやれるようになったのが大きい。去年と比べても数段いい状態で臨める」と師は意気込む。厩舎の先輩でもある半兄サダムパテック(12年マイルCS勝ち)に続くG1獲りへ。西園厩舎ゆかりの血統が勢いに乗って突き進む。

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