【京王杯SC】ムーンクエイク、重賞初挑戦でレコード初制覇
2018年05月13日 05:30
競馬
3頭横一線のゴール前では内のキャンベルジュニア(2着)に頭差、外から襲いかかった同厩舎サトノアレスに頭+鼻差をつけた。コースレコード(12年ミトラ)、レースレコード(16年サトノアラジン)とも0秒1更新する1分19秒5の快時計。「府中の速いタイムの馬場は合う。引っ掛かるけど、スピードがあって長い末脚を使う。タフな馬だ」と続けた。
14年のレッドスパーダ以来、同レース歴代最多の7勝目を挙げた藤沢和師も満面の笑み。「我慢してうまく流れに乗れた。元々期待していた馬だが、気性が難しくて(重賞を勝つまで)時間がかかった」。大外に膨らむなどの悪癖を解消するため一昨年、3歳の夏に去勢。セン馬になって8戦5勝の快進撃だ。
藤沢和厩舎は安田記念に同馬を含めて3頭出し。3着のサトノアレス、英国G1にも登録していた3歳馬タワーオブロンドンも国内マイル路線に向かう。ヴィクトリアマイルのソウルスターリングにも弾みをつける重賞初制覇になった。
◆ムーンクエイク 父アドマイヤムーン 母リッチダンサー(母の父ホーリング)牡5歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績12戦6勝 総獲得賞金1億3665万7000円。