【蒲郡・ダービー】守田 超抜パワーSG2V!グランプリ出場が決定的

2018年10月29日 05:30

ボートレース

【蒲郡・ダービー】守田 超抜パワーSG2V!グランプリ出場が決定的
ダービー旗を手に笑顔を見せる守田(撮影・前岡正明) Photo By スポニチ
 ボートレース蒲郡のSG「第65回ダービー」は28日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の守田俊介(43=滋賀)がインから超抜パワーで余裕の押し切り勝ち。15年浜名湖ダービー以来となるSG2Vを達成した。賞金3500万円を手に入れ、今年の獲得額は7500万円を突破。賞金ランキングも33位から6位に急浮上し、グランプリ(12月19〜24日、住之江)出場が決定的となった。
 進入争いからワクワクドキドキ。これからのSGは、ピットアウトの瞬間から目が離せない。1号艇の選手でも、黙ってインが手に入るとは限らない。3年前の浜名湖第62回大会は枠なり3対3から逃げ切った守田だったが、今回の優勝戦はインを守り切るところからが始まりだった。

 「もうこんな重圧イヤ」

 レースを終えての第一声がこれだった。もちろん、顔は笑っていたのだが、ピット離れから片時も気が抜けないプレッシャーと闘った一日だった。

 1R終了後のスタート特訓には現れず。日が暮れて一気に冷え込んだ9R終了後のS特訓でようやく姿を見せた。水面際のファンがかたずをのんで見守った進入は、3本ともインを主張。絶対に譲らない構えを見せていた。スタート展示は枠なりのイン。ピット離れでも石川に負けていなかった。そして本番。石川のピット離れは火を吹かず、外枠勢の動きもなく、誰もが予想しなかった枠なり進入となった。こうなれば「頭1つは抜けている」という節イチパワーに敵はいない。勘通りというコンマ07のトップスタートから危なげなく逃げ切って2回目のダービー制覇を果たした。

 「こんな僕がSGを2回も、それも40歳を超えてから2回も獲れるとは…。エンジンは、初日にピンピンを取ったときから凄いと思っていた。スタートを合わせるのが難しいくらい行き足が良かった」

 守田といえば、聞いておきたいのが優勝賞金の使い道。前回のSG初優勝の時は、V賞金の全額を東日本大震災復興支援として日本財団に寄付したが…。

 「スティック型掃除機を買いたいですね」

 回転寿司をこよなく愛する庶民派レーサーは、庶民的な実用品を熱望した。

 ◆守田 俊介(もりた・しゅんすけ)1975年(昭50)8月12日生まれ、京都府出身の43歳。滋賀支部所属の74期生。15年浜名湖ダービーでSG初優勝。今回、SG8回目の優出で2回目のV。SG初優勝時に優勝賞金全額を寄付して話題になった。同期に辻栄蔵ら。

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