【蒲郡・ダービー】守田 超抜パワーSG2V!グランプリ出場が決定的
2018年10月29日 05:30
ボートレース
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「もうこんな重圧イヤ」
レースを終えての第一声がこれだった。もちろん、顔は笑っていたのだが、ピット離れから片時も気が抜けないプレッシャーと闘った一日だった。
1R終了後のスタート特訓には現れず。日が暮れて一気に冷え込んだ9R終了後のS特訓でようやく姿を見せた。水面際のファンがかたずをのんで見守った進入は、3本ともインを主張。絶対に譲らない構えを見せていた。スタート展示は枠なりのイン。ピット離れでも石川に負けていなかった。そして本番。石川のピット離れは火を吹かず、外枠勢の動きもなく、誰もが予想しなかった枠なり進入となった。こうなれば「頭1つは抜けている」という節イチパワーに敵はいない。勘通りというコンマ07のトップスタートから危なげなく逃げ切って2回目のダービー制覇を果たした。
「こんな僕がSGを2回も、それも40歳を超えてから2回も獲れるとは…。エンジンは、初日にピンピンを取ったときから凄いと思っていた。スタートを合わせるのが難しいくらい行き足が良かった」
守田といえば、聞いておきたいのが優勝賞金の使い道。前回のSG初優勝の時は、V賞金の全額を東日本大震災復興支援として日本財団に寄付したが…。
「スティック型掃除機を買いたいですね」
回転寿司をこよなく愛する庶民派レーサーは、庶民的な実用品を熱望した。
◆守田 俊介(もりた・しゅんすけ)1975年(昭50)8月12日生まれ、京都府出身の43歳。滋賀支部所属の74期生。15年浜名湖ダービーでSG初優勝。今回、SG8回目の優出で2回目のV。SG初優勝時に優勝賞金全額を寄付して話題になった。同期に辻栄蔵ら。