【ジャパンC】父の雪辱へ!ガンコ 叩き3戦目で上昇カーブ

2018年11月21日 05:30

競馬

【ジャパンC】父の雪辱へ!ガンコ 叩き3戦目で上昇カーブ
坂路でキャンター調整するガンコ Photo By 提供写真
 【G1ドキュメント・栗東=20日】血統は競馬のだいご味のひとつ。柏原はガンコの配合から、このレースに縁がある気がしてならなかった。祖母の父が97年の覇者ピルサドスキーの父として知られるポリッシュプレセデント、母の父が96年の覇者シングスピールで父ナカヤマフェスタは10年にフランス遠征(フォワ賞2着、凱旋門賞2着)明けで参戦。2番人気に支持されながら14着に敗れている。母系の後押しを受けて父の悔しさを晴らす力走ならドラマになる。
 今季はオールカマー7着で始動して前走・アルゼンチン共和国杯が6着。ともに敗因は明らかだ。中村助手が振り返る。「2走前は休み明けで乗っていてもスカスカな感じ。1回使って前走は気持ちが乗っていたけど2戦続けてゲートで立ち遅れたんですよね。練習では何も悪いことをしないんです。前走は前に行けず上がり勝負になってしまいました」

 本来は前々で勝負する脚質。控えてヨーイドンの瞬発力勝負では分が悪い。そんな展開にもかかわらず上がり3F32秒9の脚を使った前走は、見方によっては着順以上に評価できる。全休明けのこの日は坂路を駆け上がり、最終追い切りに備えた。「元気だし、今朝の感じもいい。追い切りは藤懸君(レースは蛯名)に乗ってもらえることになりました。ジョッキーが乗るとピリッとするし、賢いので競馬が近いと分かるんです」と笑顔。叩き3走目で上昇カーブを描きながらG1へ。今度は違った走りが見られそうだ。

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