ルメール フェブラリーSで激突!菜七子は“ライバル”
2019年01月29日 05:30
競馬
![ルメール フェブラリーSで激突!菜七子は“ライバル”](/gamble/news/2019/01/29/jpeg/20190128s00004048264000p_view.jpg)
この日、ルメールはJRA最多勝利、最高勝率、最多獲得賞金、MVJ、騎手大賞のタイトルを受賞。騎手大賞の受賞は岡部幸雄氏、武豊に次ぐ史上3人目の快挙となった。そんな日本トップ騎手が認めたのは菜七子の成長ぶり。同じレースを戦う中で、変化を感じ取っていると言う。「ナナコはすっかりプロフェッショナルなジョッキーになりました。デビューした後にたくさんのレースに乗って経験を積んだからね。もちろんジョッキーは男の方がパワーがある乗り方ができるんだけど、ナナコの乗り方も昔と比べてパワーアップしたよ」
だが、G1請負人は負けるつもりなど毛頭ない。ルメールがコンビを組むのは17年の同レースを制し、昨年も2着に好走したゴールドドリーム。休み明けだった前走・東京大賞典は2着に終わったが、次に向けての手応えをつかんでいる。ルメールは「僕の馬は凄くチャンスがある。このレースはもう勝っているし、前走は凄くいい競馬ができた。1600メートルはちょうどいい距離だし、東京コースは合っているからね」と笑顔で話した。
ルメールの母国フランスの後を追うようにJRAでも3月から女性騎手の減量特典ルールが始まる。新ルールについては「僕たちに減量はないけど決められたルールの中でやるしかない。それに女の子ジョッキーにとっては凄くいいポイントになると思うよ」と理解を示す。「コパノキッキングは誰が乗っても走ってくれる凄くいい馬。負けるつもりはないけど、対戦が楽しみだよ」と締めたルメール。トップジョッキーたちの神髄が発揮されるG1舞台。菜七子の初挑戦には大きな壁がいくつも立ちはだかる。