【小倉濱田翁C】“MJ”南潤が初代王者「自信になる」

2019年04月01日 05:30

競輪

【小倉濱田翁C】“MJ”南潤が初代王者「自信になる」
小倉濱田翁カップを制し、優勝カップを手にする南 Photo By 共同
 小倉G3決勝は31日行われ、南潤(111期)が昨年4月の函館以来、通算2度目のG3優勝。競輪発祥70周年記念「小倉濱田翁カップ」の初代王者に輝いた。
 レースは中川―園田―田中―小林―南―村上―取鳥―工藤―吉田で周回。残り2周から取鳥―工藤が上昇し5番手の南にふたをした。打鐘前から取鳥―工藤が先頭に立ち、田中―園田が続いたが、南が打鐘4角7番手からスパート。強烈なスピードで前団を叩き切った。村上―吉田で追走したものの、南が末脚良く押し切りV。最終ホームで田中と併走になった中川は内に詰まり不発。切り替え追い上げた園田は4着が精いっぱいだった。

 2回目のG3制覇を果たした南は「行けるところから力いっぱい行くだけだった。緩んだ部分があったので、すかさず行けた。SS班の村上さんに差されなかったのは、とても自信になる」と満開の笑顔を咲かせた。昨年4月、デビューから298日でG3最速V。競輪界の“MJ”として一躍ブレークしたが、その後は同期の“アフロマン”山崎賢人の勢いに押され気味だった。「同期の山崎さんが(G1、G2の)決勝で頑張っていたので僕ももっと底上げしてG1の決勝進出を目指したい」。ライバルと実力を高め合い、さらなる躍進を誓った。

 また第11Rのガールズケイリン決勝は鐘4角からスパートした児玉碧衣(23=福岡・108期)が押し切り通算60度目の優勝を達成した。

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