【福島牝馬S】あばれる君似と“話題”西村淳 ビスカリアで初重賞挑む
2019年04月19日 05:30
競馬
遠征帰りの移動中が重要な時間だ。騎乗したレースをチェック。納得いくまで何度も振り返る。「どうすれば勝てたか…。反省の方が多い。すぐに時間がなくなる」。乗る、反省する、次に生かす。この繰り返しが養分となり、花開こうとしているのだ。
師匠の田所師も19歳の成長を温かく見守る。「細かいことを言えば、まだまだ。ただ、騎乗技術は上がっている。かわいがられるジョッキーになってほしい」
ビスカリアとは今回が初コンビ。2走前のTCK女王盃で交流重賞を勝ち、前走のエンプレス杯では3着。ただ、今回は4年半ぶりの芝。西村淳の感性が問われるところだ。坂路での追い切りでは西村淳が乗って4F55秒4~1F12秒1をマークした。「福島は芝の状態が良くないので、この馬にとってはいいと思う」
今開催の福島リーディングも2位。将来のJRAを引っ張っていく男。重賞初騎乗のここで先物買いするのも面白い。
◆西村 淳也(にしむら・あつや)1999年(平11)7月30日生まれ、兵庫県出身の19歳。18年3月デビュー。3月31日の阪神6Rティーブラッサムで初勝利。JRA通算615戦35勝。尊敬する騎手は「デビュー前から憧れていた」松山弘平。