平成最後のJRA開催でルメールが外国人騎手初のJRA1000勝を達成
2019年04月29日 13:38
競馬
今でも週に1回、家庭教師のもとで2時間の日本語レッスンに励んでいるというルメール。「騎手になってから日本に来るのが夢だった。17年前に短期免許で日本に来てとてもうれしかった。4年前から日本に住み競馬をしている。1000勝でき感謝している。ありがとうございます。(最少記録更新は)いいね。日本は競馬場が凄くいいし、馬も世界レベル。JRAの組織は凄い。ジョッキーとして乗るためには凄くいい国。ヨーロッパの生活と日本の生活は全然違うけれど、日本の生活にも慣れて日本食も納豆以外は美味しい。日本人はリスペクトしてくれるし僕も家族も住みやすい」。
02年にJRA初騎乗して以降は毎年、短期免許でJRAで騎乗し、15年に同騎手免許試験に合格して移籍した。母国フランスでも通算1120勝を挙げている。昨年はJRA新記録となる年間215勝をマーク。アーモンドアイで牝馬3冠を達成し、最多勝利、最高勝率、最多賞金獲得、MVJと騎手部門のタイトルを総なめにした。今年もドバイターフ(アーモンドアイ)、桜花賞(グランアレグリア)、皐月賞(サートゥルナーリア)、天皇賞・春(フィエールマン)と国内外でGI制覇。日本競馬界になくてはならない騎手として、確固たる地位を築いている。今週は日曜東京メインのG1「NHKマイルC」に、グランアレグリアで参戦予定。「毎競走、毎競走が目標」とどん欲に1勝を狙う名手が、平成最後を輝かしい記録で締めくくり、そして令和の新時代も競馬界の中心にいる。