【日本ダービー】サートゥル4着 2冠ならず…凱旋門も断念
2019年05月27日 05:30
競馬
跳び上がるようにゲートを出ると、道中は中団の後ろ。「位置が思っていたより後ろになってしまい、その分、早めに動かなければならなくなった」。4角で大外から進出。前を射程圏に捉えたが、「先に脚を使った分、最後に伸び切れなかった」。2番手から抜けだした僚馬ロジャーバローズ、さらには皐月賞で下したダノンキングリー、ヴェロックスにも先着を許す結果に、角居師は「大事な馬を任せていただいているのに申し訳ない。とても残念」とうなだれた。
馬主・キャロットファームの秋田博章代表は「出遅れて外を回ったからか、距離が長かったからなのか、敗因はまだ分からない」と厳しい表情。登録を済ませている凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン)について問われると、「今回の結果を受けて、現状では3歳の秋に海外遠征することはできない」と今秋の仏遠征を断念する意向を明かした。初黒星を喫した天才。まずは国内で再び輝きを取り戻す。