コパノキッキングが函館ダートコースで追い切った。柴田助手を背に単走。直線では首をしっかりと下げ、美しい流線形のフォームでラスト12秒1(5F68秒5)を刻んだ。「予定通りのメニューをこなせている。落ち着いていて、いい感じ。やるごとに反応が良くなっている。(盛岡に)輸送して480キロくらい(前走は484キロ)かなと思う」と同助手は思い通りの調整に笑顔だ。レース前日の11日に盛岡へと輸送される。
7月11日から函館に滞在してきたが、同助手はテンションを上げないことを心がけてきた。馬場内の角馬場に行くと、レースを直前に控えてピリピリした馬に影響されてイレ込む可能性があるため、厩舎周辺の運動を丹念に積み上げてきた。菜七子とのコンビは今回が3度目。「重賞を勝てれば(彼女も)気持ち的に楽になる。この馬で勝ってくれればいいんですが…」。菜七子の心を思いやる同助手。最高の仕上げで後押しする。