【浦和・JBCスプリント】菜七子 JRA連続週VストップもG1で雪辱だ!キッキングと初戴冠へ
2019年11月04日 05:30
競馬
ただ、今日は大一番が待っている。女性騎手初のG1制覇へ。JBCスプリントが行われる浦和競馬場が熱く燃える。
先月31日、福島記念で騎乗するアドマイヤジャスタ(牡3=須貝)の調教をつけに栗東へ駆け付けた際、菜七子はコパノキッキングを管理する村山師とJBCスプリントへ向けた意見を交わした。「東京盃(1着)ではクラスターC(3着)より状態が良くなっていると感じました。引き続きいい状態だと聞いています」。フレグモーネ(傷ばれ)を克服し、一戦ごとに馬の状態は上がっている。
追い込みが利きにくいトリッキーな浦和ダート1400メートル。戦法が気になるが、村山師は「ハナにこだわりはない。大事なのは自分のリズムで運べるかどうか。距離が1F延びるが乗り方は鞍上に任せます」と語る。強力な逃げ馬がいないとみてハナに立った東京盃の再現にこだわるつもりはない。ノブワイルド、ミスターメロディといった強力先行勢が内枠に入ったこともあり、菜七子も「いろいろな形の競馬を経験してきた。柔軟に構えることができる」とゲートが開いてから対応する構えだ。
勝てば歴史の扉が開く。自身が初勝利を挙げた浦和(16年3月24日、3Rアスキーコード)の地。前日売りは堂々単勝1番人気。日本競馬史に名を刻む瞬間が近づいている。