【大阪杯】ブラスト ラスト伸び伸び12秒3 大竹師「想像していたよりいい」
2020年04月02日 05:30
競馬
悠然と構えたのには昨年の大阪杯の教訓もあった。1番人気に推されながら6着。指揮官は「昨年は馬体重の数字を求めて絞りにかかったのが、活気をちょっとそぐような形になってしまったのかな。言い方を変えれば、研ぎ澄まされた仕上げではあったんです」
今年初戦のAJC杯はグランプリホースの威厳を示す快勝。昨秋の凱旋門賞(11着)で失いかけた自信も取り戻した。栗東では川田が「前の馬が故障してしまうアクシデントはあったが気持ちを切らさずに走ってくれた。しっかりした走りでホッとしました」と振り返れば、同師は「凱旋門賞は能力で負けたわけではない。それを証明できて良かった」と底力を再確認した。
18年有馬記念以来のG1制覇が懸かる1年ぶりの阪神。テレビやラジオのファンに雄姿を。陣営の思いは一致している。同師は「2000メートルはベストの距離。無観客競馬が続く中でのG1で、結構複雑な気持ちで臨むことになりますが、何とか皆さんを元気づけるような結果を残せればと思っています」と誓った。